2017年03月16日
菜の花畑に住むうさぎ

菜の花咲いて
今年もひとり。
さみしさに慣れたから
もうわたし、待たないの。
春はかなしい季節だから
こんなにやさしく風が吹き
明るい花がいっぱい咲くと
やっとわかって心を決める。
隠れ続けてきたわたし。
もう出ておいでと呼ぶひとは
お日さましかいないのね。
菜の花畑でわたしはひとり。
朧月夜に涙をぬぐう。
帰りたいあの場所は
遥かに遠い空の果て。
それでも春が来るまでは
生きてみようと考える。
忘れかけたあの声が
聞こえてくることを夢に見る。
2017年02月02日
何かを犠牲に。
何かを犠牲にしなければ
自分を原因として、悪いことなど起こらない。
何も起らない人生があるならば
何も犠牲しなかった自分を
褒めてあげていい。
特別な幸せは
大きな犠牲の上に成り立つ。
夢を叶えた人が
振り返った時、
幸せだった、と
思えるとは限らない。
本当はその逆だった、と思うことだってある。
人生は
過ぎてみなければわからない。
叶わなかったとしても
振り返る時 これでよかったと思えることもある。
何を願い
何を祈ったか。
すべての行いは
人生が終わる時
微笑んで 晴れやかに
振り返られることを考えて
動けばよい。
自分を原因として、悪いことなど起こらない。
何も起らない人生があるならば
何も犠牲しなかった自分を
褒めてあげていい。
特別な幸せは
大きな犠牲の上に成り立つ。
夢を叶えた人が
振り返った時、
幸せだった、と
思えるとは限らない。
本当はその逆だった、と思うことだってある。
人生は
過ぎてみなければわからない。
叶わなかったとしても
振り返る時 これでよかったと思えることもある。
何を願い
何を祈ったか。
すべての行いは
人生が終わる時
微笑んで 晴れやかに
振り返られることを考えて
動けばよい。
2016年12月04日
やさしい花
真心も
誠意も
努力も
届かない場所に
やさしい花は咲きません。
だから
そっとそばで咲いてくれる
小さい花に微笑んで
ほっとできるささやかな幸せを
大切にしなければと思うのです。

誠意も
努力も
届かない場所に
やさしい花は咲きません。
だから
そっとそばで咲いてくれる
小さい花に微笑んで
ほっとできるささやかな幸せを
大切にしなければと思うのです。

2016年11月28日
正々堂々
2016年11月24日
沈む夕陽を。

沈む夕陽を見送るように
夢を見送る時もある。
欲しくてたまらなかったものが
手に入らなかったのは
ほんとうは
掴めなかったからでなく、
自分で掴まなかったから。
すべては 心次第で決まるもの。
見送る夢は 夕陽と同じ。
この空を鮮やかに染めながら
美しく消えてゆく。
それでも
こうして生きていられるのは
また明日になれば何かが変わって、
見送り続けた夢を
この手で掴める日が来るかもしれないと、
希望を持っているから。
祈りの中で
いつかきっと、と
人は夕陽を見送っている。

2016年11月22日
何これ。
すてきね、
なんて言われなくていい。
見た瞬間、
思わず、
「何これ」
そう言わせるものが
魅力があるの。
普通に可愛くなくていい。
普通に綺麗、は
心に残らないから。
グィッと 一歩踏み込むの。
えっ、何これ。
誰よ、こんなの作ったの。
気になる…
気になる……
そんなものを
作りたい。
そんな私でいたいから。

なんて言われなくていい。
見た瞬間、
思わず、
「何これ」
そう言わせるものが
魅力があるの。
普通に可愛くなくていい。
普通に綺麗、は
心に残らないから。
グィッと 一歩踏み込むの。
えっ、何これ。
誰よ、こんなの作ったの。
気になる…
気になる……
そんなものを
作りたい。
そんな私でいたいから。

2016年11月03日
その日のために。
心に抱えた
伝えたい言葉。
わかってほしいこの想いも
私はきっと言えないままに
この世界から消えていくのでしょう。
けれどそれは
私が なにより成長した証し。
だから
どんなに苦しくても
私は背を正し
口は開かず
心の中で抱きしめながら
生きていくのでしょう。
あたたかい光に包まれ
すべてが報われるその日のために。

伝えたい言葉。
わかってほしいこの想いも
私はきっと言えないままに
この世界から消えていくのでしょう。
けれどそれは
私が なにより成長した証し。
だから
どんなに苦しくても
私は背を正し
口は開かず
心の中で抱きしめながら
生きていくのでしょう。
あたたかい光に包まれ
すべてが報われるその日のために。

2016年10月15日
あの空へ。

あの空へ
帰りたいけれど
もうこの背中に
羽はない
帰りたいあの空は
さらに高くなり
わたしはただ
立ちつくす。
そんなわたしに
秋は優しい。
その心を
映してあげたよ、と
見上げるわたしに
語りかけてくれる。
雲が降りてきて
階段のように
わたしもあの空へ
帰れる日が来るかしら・・・・。
2016年10月05日
怯え
人生で
一番幸せを遠ざけるものは
「怯え」。
痛みより
悲しみより
心を蝕む
だから
怯えないで・・・
あるがままに
正直に
堂々と生きることを選んで。

一番幸せを遠ざけるものは
「怯え」。
痛みより
悲しみより
心を蝕む
だから
怯えないで・・・
あるがままに
正直に
堂々と生きることを選んで。

2016年08月26日
夕陽
大切なものを
いつまでもこの胸に留めておくために
人は 孤独に耐えるものなのですね。
生きてきた日々を
後悔に変えないために
人は寡黙になるものなのですね。
言いわけもせず
孤独に耐えてたどり着く
人生の夕暮れには
微笑んで振り返る 美しい記憶が
この胸の海を 紅く染めながら
わたしを満たしてくれるのでしょう。

いつまでもこの胸に留めておくために
人は 孤独に耐えるものなのですね。
生きてきた日々を
後悔に変えないために
人は寡黙になるものなのですね。
言いわけもせず
孤独に耐えてたどり着く
人生の夕暮れには
微笑んで振り返る 美しい記憶が
この胸の海を 紅く染めながら
わたしを満たしてくれるのでしょう。

2016年06月29日
雨に濡れた萩の花
ごめんなさいと
言えなかった
ほんとうは
わたしのせいだと
思っていた
許してほしいと
言いたかった。
だけど
だけど
言えなかった。
小さなわたしのままで
消えていくために。
もう、十分なのだけれど。
それで、よかったのだけれど。
雨に濡れた萩の花に
本当はわかっていたの、と
わたしは
そっと打ち明ける

言えなかった
ほんとうは
わたしのせいだと
思っていた
許してほしいと
言いたかった。
だけど
だけど
言えなかった。
小さなわたしのままで
消えていくために。
もう、十分なのだけれど。
それで、よかったのだけれど。
雨に濡れた萩の花に
本当はわかっていたの、と
わたしは
そっと打ち明ける

2016年06月25日
たったひとり。
誰よりも好きと言っても
誰よりも恋しいと言っても
みんなが目をほそめて微笑んでくれて
尽くしても
世話をやいても
みんなが良いことをしたと褒めてくれて
うるさくしても
まとわりついても
みんな笑って見ていてくれる。
たったひとり、
ひとりだけ。
それは
お母さんという存在。
お母さんにだけは許されるの。
だからお母さん
長生きしてね。
いつまでも 生きていて。
生きていてね。お母さん。

誰よりも恋しいと言っても
みんなが目をほそめて微笑んでくれて
尽くしても
世話をやいても
みんなが良いことをしたと褒めてくれて
うるさくしても
まとわりついても
みんな笑って見ていてくれる。
たったひとり、
ひとりだけ。
それは
お母さんという存在。
お母さんにだけは許されるの。
だからお母さん
長生きしてね。
いつまでも 生きていて。
生きていてね。お母さん。

2016年05月25日
特別な魔法。
人生は ジェットコースターのように
昇りつめると急降下、
勢いをつけて下っていく。
それが嫌で
人生は
山もなく谷もなく
有頂天にもならず冷静に
慎重に堅実に
失敗などせず
生きることがいいと言い聞かせ
生きているけれど
本当は違う。
あまりにも幸せな
夢のような記憶は
どんな悲しみも消してしまう。
だれのためでもない
自分だけの特別な魔法となって
すべての悲しみを消して
生きる希望を与えてくれる。
わたしの中には
いっぱい、
夢のような記憶があるの・・・・。
だからもう
わたしは夢見る必要がない。
ささやかな人生を
静かに手堅く生きていく。

昇りつめると急降下、
勢いをつけて下っていく。
それが嫌で
人生は
山もなく谷もなく
有頂天にもならず冷静に
慎重に堅実に
失敗などせず
生きることがいいと言い聞かせ
生きているけれど
本当は違う。
あまりにも幸せな
夢のような記憶は
どんな悲しみも消してしまう。
だれのためでもない
自分だけの特別な魔法となって
すべての悲しみを消して
生きる希望を与えてくれる。
わたしの中には
いっぱい、
夢のような記憶があるの・・・・。
だからもう
わたしは夢見る必要がない。
ささやかな人生を
静かに手堅く生きていく。

2016年04月09日
なんのために。

一瞬に咲いて散る。
私は花にきいてみたいことがある。
桜の花は 花びらを
待ち望む人のために咲くの?
桜の花は 青空に
微笑むために咲くの?
桜の花は 雨と
語らうために咲くの?
桜の花は 風に
散らされるために咲くの?
花は答えてはくれないけれど
私は今 こう思う。
桜の花は 春という
季節に抱かれるために
こうして ひたすら咲くのですね。

2016年04月07日
桜の花は

桜の花は 優しくて
桜の花は 儚くて
だけど 誇りに満ちている
わたしは
小さなこの空を
桜の花でいっぱいにして
花びら舞う中を 歩きたい
桜の花は この悲しみも
遥か彼方に遠ざける
桜の花は
押しよせる憂いから
わたしを守る
花びらの防壁
2016年04月01日
四月の空に。

四月の空に
桜が咲けば
雨が降る
咲いても咲いても
雨が降る
桜はいつも
青空が恋しい
待ちわびて
待ちわびて
雨に打たれながらも
懸命に咲く
青空に包まれて
自分が輝けること
いつも夢に見て咲いている
桜は
青空に逢いたくて
雨の中も
今年こそはと
咲いている
2016年03月26日
春はまぼろし

春はまぼろし
すべてが優しげに
そっと寄り添うように
手の届く場所にありそうに見えて
掴んだつもりの
この手の中には 何もない
今年もわたしは
菜の花畑で待ちぼうけ
春はまぼろし
春はまぼろし
夢と希望は霞の中で
遠くに見える
儚げな風景画
2016年03月18日
元気でいてね

元気でいてね
どんな時も
元気でいてね
年を重ねても
元気でいてね
すべてを忘れても
わたしは
こうして 空を見上げながら
静かに祈る
元気でいてね
いつまでも。
2016年03月12日
今日から春。
春は わたしに教えてくれる。
今日から春と 教えてくれる。
三月になると
わたしはいつも待ちきれなくて
そわそわと 外に出て
春の空気を確かめてみる。
春はわたしの季節なの。
ずっとそう思って生きてきた。
だってわたしは三月生まれ。
春に生まれてきたのだもの。
だからちょっとだけ自信があるの。
明日、春になるかは まだわからない。
だけど わたし
今日、春になったということはわかる。
春だけは はっきりと
「今日から春です」と告げてくれる。
わたしにちゃんと教えてくれる。
わたしも春の仲間なの。
だから きっとわかるのね。
わたしも
春のお花といっしょに
陽を浴びて咲きたいな。
春は意外にきっぱりと。
はっきりと大切なこと、
教えてくれる季節。

今日から春と 教えてくれる。
三月になると
わたしはいつも待ちきれなくて
そわそわと 外に出て
春の空気を確かめてみる。
春はわたしの季節なの。
ずっとそう思って生きてきた。
だってわたしは三月生まれ。
春に生まれてきたのだもの。
だからちょっとだけ自信があるの。
明日、春になるかは まだわからない。
だけど わたし
今日、春になったということはわかる。
春だけは はっきりと
「今日から春です」と告げてくれる。
わたしにちゃんと教えてくれる。
わたしも春の仲間なの。
だから きっとわかるのね。
わたしも
春のお花といっしょに
陽を浴びて咲きたいな。
春は意外にきっぱりと。
はっきりと大切なこと、
教えてくれる季節。

2016年02月15日
大切な歌には。
大切な歌には
喜びがある。
大切な歌には
思い出がある。
大切な歌には
慰めがある。
大切な歌には
一瞬にして甦る
記憶がある。
歌に励まされ、
歌に癒され、
歌にときめき、
歌に泣き、
歌で悟る。
歌は人生。
歌は愛。
そして歌は
この道を照らす
ひとすじの灯り。

喜びがある。
大切な歌には
思い出がある。
大切な歌には
慰めがある。
大切な歌には
一瞬にして甦る
記憶がある。
歌に励まされ、
歌に癒され、
歌にときめき、
歌に泣き、
歌で悟る。
歌は人生。
歌は愛。
そして歌は
この道を照らす
ひとすじの灯り。

2016年02月05日
春に近づく。

春の陽ざし
感じた朝は
希望も胸に満ちてくる
花は微笑み、
鳥も歌う。
「もうすぐ春だよね」
「待ち遠しいね」
春は心で感じるもの。
自然の中で一緒に微笑む。
感じた春に一歩ずつ
自分の足で進んでいこう。
2016年01月20日
過ぎたるは。
「過ぎたるは及ばざるが如し」というけれど
過ぎてみなければ
及ばなかったこともわからない。
過ぎて味わう
悔恨の痛みは
常につきまとうけれど
生きた教訓になる。
だから
無駄にしてはいけない。
しっかりと肝に銘じ、
顔を上げ前に進めばいい。
いつの日か
笑い話に出来ればいい。

過ぎてみなければ
及ばなかったこともわからない。
過ぎて味わう
悔恨の痛みは
常につきまとうけれど
生きた教訓になる。
だから
無駄にしてはいけない。
しっかりと肝に銘じ、
顔を上げ前に進めばいい。
いつの日か
笑い話に出来ればいい。

2015年12月06日
裏と表
人はみな
裏と表で生きている
裏を見せたくないひとは
表を華やかに飾りたて
裏に気づかれぬようにするでしょう
裏に宝があるひとは
表は 質素にささやかに
すべてを目立たぬようにするでしょう
裏も表もないひとは
風にたなびく旗のように
裏に表に翻りながら
それでも淡々としているでしょう
さして変わり映えしなくても
裏と表はリバーシブルで
自分が楽しめばいいのです。
表を見れば裏が見え
見せたいものも
隠したいものも
不思議と見えてしまうから。

裏と表で生きている
裏を見せたくないひとは
表を華やかに飾りたて
裏に気づかれぬようにするでしょう
裏に宝があるひとは
表は 質素にささやかに
すべてを目立たぬようにするでしょう
裏も表もないひとは
風にたなびく旗のように
裏に表に翻りながら
それでも淡々としているでしょう
さして変わり映えしなくても
裏と表はリバーシブルで
自分が楽しめばいいのです。
表を見れば裏が見え
見せたいものも
隠したいものも
不思議と見えてしまうから。

2015年11月20日
叶わない夢なら。
叶わない夢なら
いつのまにか忘れるでしょう。
夢見たことも
きっと忘れてしまうのでしょう。
けれど心に残る、
面影は消えることなく
心に残り続けるでしょう。
夢のかけらは
面影の中に。
優しい笑顔となって
この胸の奥に・・・。
そして 人は
何もなかったように
前に進んでいくのでしょう。

いつのまにか忘れるでしょう。
夢見たことも
きっと忘れてしまうのでしょう。
けれど心に残る、
面影は消えることなく
心に残り続けるでしょう。
夢のかけらは
面影の中に。
優しい笑顔となって
この胸の奥に・・・。
そして 人は
何もなかったように
前に進んでいくのでしょう。

2015年11月06日
安定
これといって
自慢できることもないけれど
穏やかで静かな日常がある。
浮き沈みもなく
悪いことも起こらなくなった。
思い煩うこともない。
これからの人生は
安定の中で生きて
懸命に自分の使命を果たしたい。
胸を張り
立ち上がり
これから、人生の仕上げを。
そして今一度、
越えてきた試練の日々に感謝を。

自慢できることもないけれど
穏やかで静かな日常がある。
浮き沈みもなく
悪いことも起こらなくなった。
思い煩うこともない。
これからの人生は
安定の中で生きて
懸命に自分の使命を果たしたい。
胸を張り
立ち上がり
これから、人生の仕上げを。
そして今一度、
越えてきた試練の日々に感謝を。
