2015年07月27日

緑のウェーブ

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風が吹けばさらさらと
どこまでも続くよ
緑のウェーブ

雲も留まることなく
あっという間にすぎ去り
緑のスクリーンに映る。

風と雲のダンス、
目の前にどこまでも。

大きな景色を
ずっと見つめた幼い日。

大きく息を
吸っては吐いて。

風に翼を、
雲に夢を、
求めていた幼い日。

忘れないで。
忘れないで。

羽ばたけなくても、
夢破れても。

大きな景色が心にあれぱ
またあの日の心から
始められるから。



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2015年07月11日

海のそばで。

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夏を待ちきれなくて
海に走った。

水平線はこんなにも近く
あざやかに見えるけれど

きっと どこまでいっても
たどりつけない。

大きい海よ
晴れやかに

「すべてはみんな
小さなことさ」、って笑って。

海のそばで

ころころと転がって
砂まみれになって

横たわって空と波を見つめたら

私は何事もなかったかのように
また いつもの場所へと帰っていく。

涼しい顔で 夏を越えて行く。


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2015年07月04日

製本サービスを利用しました。(3)

先日 ずっと書き綴ってきた詩を
ブログ書籍化サービス『MyBooks.jp』を利用して
2冊の本にしていただいたのですが

その中で 知り合いや友達に
見ていただいても恥ずかしくない作品を集めて
総集編のような形のものを
一冊、作っていただきました。

なんだかすでに
終活に入っているのではなかろうか、という気が
しないでもないのですが
本気で 私のお葬式の時とか
この本を配ってほしい、と
思えるものを この一冊に集約しました。

たっくさんあったけれど
今回は168ページ。とっても薄い一冊。
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だけど この本は私自身、という感じです。
そしてどのページも
ちゃんと見開きにひとつの詩を
きちんと収めました。
もうバッチリです。
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そしてお気に入りの作品。
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製本サービス、
本当に 素晴らしいサービスだと思います。

やっぱり私は
形として残るものが好きなのです。

たとえばペットに横になって
本を読むのはすごくリラックスできて楽しいし
癒しの時間です。

パソコンやスマホで見るのとは
全然違う。

うれしくてたまらない。

人間って 人に求めて
不平不満を言いがちですが
自分を満たすものは 自分で見つけなくちゃ、と
私は思います。

ささやかでも 自分がうきうきすることができたら
また笑顔でがんばれます。

生きた証しとなりました。

もう本当に満足しました。
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定期的に このような
自分へのご褒美があれば
また 楽しみながら書けそうな気がします。


2015年06月26日

あたし。

あたしはいつも夢中になって
ジタバタと、もがいてる。

夢中になると次々に
色んなアイディアが浮かんで

とりとめもなく、くだらないこと、
ひとりで 目をくりくりさせながら
いっしょうけんめい考えてる

そしてあたしは やめとけばいいのに、

それを行動に移しながら
こんなことがんばってるなんて
「ばかだなぁ あたしって!」と
つくづく思う。

だけど どこかで
「すごく面白いじゃん、あたしって!!」と
心の中で大笑いして
喜んでいる自分がいるから

だからあたしは

困ったもんだ、と
自分でも思うの。
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2015年06月25日

自分の色

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紫陽花は
迷いながら
自分の色を探してる。

「きっとお母さんは
 こんな色で咲いたはず・・・・」

いっしょうけんめい
思い出してる。

お母さんから受け継いだ
自分の色を

今日も紫陽花は
探しながら咲いている。



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2015年06月21日

日々是精進

求めるものは
自分自身に。

淡々と
向かい合い
見つめる。

「日々是精進」

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2015年06月19日

製本サービスを利用しました。(2)

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ブログで長く詩を書いてきましたので
ここで一区切りと思い、
ブログ書籍化サービス『MyBooks.jp』を利用して
自分用に製本をしてみました。
昨日は1冊目が届き
今日また2冊目が届きました。
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ページは442ページもあるので
けっこう厚みもあります。
前回はまえがきだけ書いたけれど
こちらはあとがきも書いて入れました。
とにかく早く形にしたかったので
何を書いたのか覚えてなかったけれど
出来たのを自分で読んだら
思わず吹きだしたー。

こんなに気楽に作れるなんて
本当に楽しい〜。

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タイトルは これもまた書いた詩の中から
すぐに決めて なんかいい感じになりました。
あはっ。

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とにかく製本して
自分の詩を本で読んでみたかったので
あまり細かいところは考えず
大急ぎで作ってしまったので
パッと開いたページに
ひとつの詩が収まっていないものが多く
今度は そういう細かいことも考えて
作りたいなぁ、と思いました。

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でも パソコン上で見るより
本で読んだ方が 不思議とよく言葉が入ってきて
じっくりと読めます。

するとあっ この表現はやり直すべきだな、
ここはこう書きなおす方がいいな、
というように 不思議とよく見えて来て
製本にする意義もあったなぁ、と
しみじみと本の良さを実感しました。

お気に入りや
書きなおしたいところなど含めて
いっぱい付箋が付いていますが

もう一度ちゃんと見なおして
今度は人に お渡しできるくらいの
恥ずかしくないものを
作ってみたいなぁ、などと
楽しみもさらに広がっています。

自分を高める、という意味でも
素晴らしいサービスだと思いましたし
また利用したいと思います。

こういうことができると思うと
これからも もっと自分を高めながら
せっせと書いていきたいと思えました。

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2015年06月18日

製本サービスを利用しました。(1)

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長く書いてきましたので
このあたりで一区切り、と思いまして
ブログの機能「MyBooks.jpで製本」を使って
自分だけの本を作ることに致しました。

一冊にはとても収まらなかったので
2冊になりまして、
今日 一冊目が無事届きました。

6月10日に申し込んで
届いた今日が18日。
すごいですね〜っ。

こんなに早く本になって届くなんて感動です。

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単行本のサイズで434ページ。
かなりページ数が多いので
申し込んだあとで  ばかだなぁ 私って・・・・と
内心 詰め込み過ぎたことを後悔したのですが
出来あがって来たのを見ると
いや これくらいの厚さなら大丈夫!
・・・と安心しました。

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タイトルは まぁ・・自分のお気に入りの詩から
そんなに迷うことなく ちゃちゃ、っと決めました。

一冊目のタイトルは
「彼岸花と秋桜と」

うふっ。(うれしくて我慢できない。)

こうして本にすると
パソコン上で見るより
言葉がはっきりと頭に入ってくるので
受け手の評価としてはシビアになりますが
なんといっても 読む人は自分一人なので
まっ いっか〜っ
自己満足の世界だー、
なんて感じです。

うれしかったものですから
すぐに本を開いて 読んで
ちゃんと自分らしく
きちんと伝わってくると感じたものに
リンゴの形の付箋をつけました。

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それから写真を撮ったので
もうすでに表紙は反り返って・・・みたいな感じですが

きれいな紙だし
写真もきれいに載せていただいて
もう 充分だなぁ、と思いました。
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何しろ初めてのことだったので
よくわからなくて
ページが何枚も・・・ということになったのもあり、
無駄にページを使った感もありますが
初めてのことだからこれでいい、て思っています。
自分用ですし。

でも後で良く見ると
写真の大きさを調整したら
ページをまたがずに済んだのもあったので
また次の機会には
そういうテクニックも使いたいと思っています。

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こうして 書いた詩を
すべて本として見ることができたので
次は 中から選んで
誰に見せても恥ずかしくないものを
一冊作りたいな〜、
なんて思っています。

今回は とにかく全部詰め込みたかったので
横書きになりましたが

今度は やっぱり縦書きにして
言葉がちゃんと心に届くように
書いた中から
誰に見ていただいても恥ずかしくないものを
作ってみたいなぁ、と思います。

とにかく書いたものを
このように製本できるサービスは
あまりにも魅力的で
自分へのご褒美になります。

そしてまた明日も
もう一冊届きます。

うれしい〜。


2015年05月25日

かたばみの夢は。

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やさしい五月に咲く
むらさきかたばみ

今年も咲いて
そばにいるよ、と 微笑んでいる。

むらさきかたばみは
幼い日のわたし。

ただ
母の帰りを待ちわびて

母のそばにいることが
すべてだったわたし。

母の帰りを待ちながら
頭の中で描く物語は
どこまでも果てしなく広がり

わたしの理想は 
現実から遠のいた。

いつしかひとりですごす時間が
わたしを満すようになっていった。

大人になって

もしかしたら
わたしも夢が持てるかも・・・と思った。

だけどそれは
子供の頃からのクセで
夢を描こうとすればするほど
現実から離れていってしまう。

形に出来る夢など
描けはしなかった。

静かに振り返る五月に
そっと寄り添う
むらさきかたばみ。

母のそばにいることが
すべてだったわたし。

幼い あの日のわたしを
映しだしてくれる花。

何も変わらないこと
おしえてくれる花。

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2015年05月14日

五月。

風を受けて立てば
自然と顔は空へ。


深呼吸して
背を正す五月。

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2015年04月20日

手放すことの意味。


手放せた、ということは
きちんと自分の中で完結できたから。

私はそう思いたいのです。

そう思えば
手放したことも 

悲しいことではないように思います。

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2015年04月14日

れんげ畑

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れんげ畑に飛び込んで
あたしは春の中で
ぐるぐる ぐるぐる

あたしはひたすらころがって
どこまでも
ぐるぐるぐるぐる

春が好きなの
あたしには春が一番。

ほんとは春は
とてもかなしい季節。

だからこんなに花も咲いて
心の中を埋めつくすように
れんげも咲いてくれること
あたし 知っているの。

ぐるぐるぐるぐる
どこまでも転がって

起き上ったときには
あら不思議!

少女のあたしが立っている。

そんな気がするれんげ畑。

***
写真は今月6日に
お友達と三人でお食事に周南市に出かけた時に見た
れんげ畑です。


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2015年04月12日

水辺の桜

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流れる水面に姿を映し

歓び跳ねる 花てまりかな。


****
写真はみずきさんの写真で
「春の小川」です。
素敵な写真を拝見し
イメージが湧きました。



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2015年04月06日

桜が咲けば。

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桜が咲けば
強い風が吹き
雨を誘う。

来る日も来る日も雨ばかり。

待ちわびた
桜の花は
雨と風で散らされて、

儚い夢さえ見れないままに
桜の季節が去っていく。

青空の下で
桜の花が見たかった。

穏やかな春を
ながめていたかった、と

うなだれる足元に

どこまでも続く
桜の花びらのカーペット。

最後まで私を満たす、
桜からのプレゼント。
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***
今年も錦帯橋の桜を見にいってきました。



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2015年03月28日

春はミモザ。

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晴れやかな空に
ミモザが跳ねる。

今年もちゃんと、
春が来たこと
教えてくれる。

旅立ったのは
確かに春。

あれから
時は流れて・・・・

人はきっと
帰りたい場所があるから
がんばれるの。

いつか
「お帰り。待っていたよ。」って、
頭を撫でてもらいたくて

あたしは
必死でがんばっている。

今はひとり、
春の中で
歓び跳ねるミモザを見上げながら
がんばっている。
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2015年03月16日

うさぎ

あたしはうさぎ

あたしはピンと耳を立て
菜の花畑で隠れてる

もしかしたらあのひとが
あたしの名前を呼びながら
探しに来てくれるかもしれないと

あたしは安全な場所で
じっと静かに待っている

あれはもう 随分と前のこと
ぬくぬくと暖かい部屋の中で
育っていたあたし

だけどある日 野に放たれて
あたしは 帰るお家を見失ったの

あたしはひとりでも
きっと生きていけるけど
いつもあのひとを思い出す

もしかしたら あのひとが
ひどく後悔して
あたしの名前を呼びながら

泣きながら探しに来てくれるのではと
心のどこかで思ってる。

菜の花畑で 今日だけは
待ってみたいと思ってる。

あしたになれば
ふっきれて
野うさぎとして生きてゆく。

だから今日一日は
聞き耳を立てこの場所で

あたしは 待ってみるつもり。
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2015年03月10日

花は枯れるから。

花は 枯れるから 
美しさが鮮やかに残る

生きているものには
命があること、

限りある中で
精一杯自分を輝かすこと、

教えてくれる

きれいに咲いて
ゆっくりとしおれ
やがて枯れてゆく

だから

「ありがとう。
こんなにもきれいに咲いてくれて」と

声をかけたくなる。

自分らしく
ひたすらに咲くこと

花はわたしに 教えてくれる。

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2015年02月17日

悔い

今の自分であれば
間違うことなどなかった。

けれど
まだ若かったから。

必要とされることもなければ
愛されることもなかった。

ささやかな出来事も
語りあえず
笑いあえず
小さな喜びもわかちあえずに。

何も
わたしにできることなどなかったことを
今になって悔いている。

愛されることが

誇りと尊敬の上に成り立っていること
これから 肝に銘じて
わたしは生きていく。

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2015年02月13日

片思い

想いは
届かなくてもいい。

ただ この胸で
面影を追うだけでいい。

何も、返ってこなくてよいのだから。

誰も知らない、
この胸の中で
大切に仕舞いこむ思いがあっていい。

ずっとあたためる
想いをひとり
抱いていればいい。

変わることのない
私の愛を貫くために。

片思いが
私を少女にしてくれるから。

きれいなままの
記憶に留めて。

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2015年02月01日

つくし

つんつん つくし
出ておいで。

春が来たから
出てきたと、
わたしの前で笑ってみせて。

つんつん つくし
出ておいで。

だって春だもの、
呼ばれた気がしたの、と

おちゃめに
ちょっぴり胸張って、
私の顔を見上げてみせて。

つんつん つくし
待ってるの。

うれしい春を
連れてきて。

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2015年01月23日

額縁の空

わたしに与えられた空は
小さい空で

神様はわたしに
「ささやかに生きよ」と
小さな空を差し出された。

わたしは
その空を
隅から隅まで飛びまわって、
それでもまだ力を持て余し、
もっともっと遠くまで
その空を突き破り
飛んでみたかったけれど

わたしは
その時知ったの

私の空は
この大きさですべてだと。

だからわたしは

せめてこの空を
きれいな額縁で飾り

その中で
美しく飛ぶことだけを
考えているの。
TOPsky






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2015年01月22日

変らない

変らない
見降ろす海も。

変らない
見上げる山も。

変らない
空を飛ぶ鳥も。

変らない
いつも通る道も。

変らない
この心も。

けれど人生だけは
川を流れる水のように
勢いをつけて流れていく。

いつか
景色も変えないままに

わたしはどこかに
たどり着けるのだろうか。
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2015年01月09日

夕日

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ふと顔を上げて 窓の外を見た。

夕焼けに包まれた ピンク色の家並みに
思わず外に飛び出して 海まで走った。

 「間にあったね。待っていたよ。」
美しい夕日が
穏やかに私を迎えてくれる。

 「忙しかったの。ごめんなさい。」
心で夕日と語らう時間。
穏やかに満ちる時。

夕日に照らされて輝くさざ波。
優しい風景にほっとする。

日没まであとすこし。

沈む瞬間は見ないの。
だってさみしくなるから。

 「どうか私を見送ってね」
私は夕日に背を向けて歩き出す。

 「ありがとう。またあした。」
背中を押す声に 私は微笑むけれど
胸が熱くて泣きそうになってる。

 「また来るね。
  これからは もっといっぱい。」
歩きながら 私はつぶやくの。



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2015年01月06日

涙と微笑み

泣き虫さんは
泣き笑い。
涙と微笑み繰り返す。

そんなに忙しいのは
まだ君が若いからさ。

見てごらん。
あの空を。

雨降りに太陽。

東の空は雨降りで
西の空には太陽輝く。

きっとあしたは 晴れるだろう。

きれいだね。
大きな虹が架かる空は。

大丈夫だよ、って
空までも微笑んでいるよ。

消えるまで
ながめていよう。
希望をくれたあの虹を。

このまま君と一緒に。

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2015年01月02日

消えた影

強い光の中で立つあなたに
あなたの影は言いました。

 「私はあなたの影ですが
 もう あなたから離れます」

それはあなたが絶好調の時でした。

気にもとめていなかったあなたは
心の中で思います。

 「私の影がわたしから
 離れられるわけがない。」

あなたは心でそう思い、
てきとうに受け流してしまいました。
放っておいてもついてくる、
それが影というものだろう。
変なことを言うやつだ、と。

あなたの影には
あなたの思うことはすべて伝わっていました。
影は黙っていましたが
心の中でつぶやきました。

 「強い光を受ければ受けるほど
 わたしという影は強まります。
 けれど、まぶしい光、
 色とりどりの美しい光に照らされた
 今のあなたは、
 自分の影を振り返って見ることも忘れてしまいました。
 つねにそばにいて
 あなたを見ているわたしだからこそ
 あなたのすべてが見えてしまいます。
 もう わたしは必要ないようです。」

そうつぶやくと一瞬にして
静かに消えてなくなりました。

影を失くしたあなたは
まさか、とは思いましたが
特には何も困りませんでした。
さして影響のないことだ、と
知らん顔で過ごしていました。

雨の日や雲のかかる日には
まったく気にもなりませんでした。
どうってことないと思っていました。

けれど お日さまが燦々と注がれる日には
影のない自分を見て あらためて驚きました。

そして光が注がれる時には
消えた影のことを考えるようになりました。

あるべきものがない自分、に気づいたからです。

光と影は ひとつのものでした。
光があるから影があり、
強い影がある時は自分に
強い光が注がれていました。

そのことを知るべきでした。

影のないあなたは
もう知らん顔で生きることを決めました。

けれど時々 何かが足りないと
少し考えるようになりました。

消えた影は
あなたの心に影を落とし
あなたの胸の中で存在するようになりました。

失くした影をあなたは常に探しているのでした。