2014年05月25日

薔薇の悲しみ

どこにでもある
平凡な薔薇だと
手放した薔薇を

探す薔薇園で
その花は見つからない。

色とりどり
薔薇は咲き乱れるけれど

たったひとつ
探す薔薇は どこにもない。

こんなにも薔薇は咲き
甘く香るけれど
あの薔薇の香りとは違っている。

その時 初めて知るのでしょう。

手放した薔薇の美しさ。
薔薇の優しさ。

そして薔薇の悲しみを。

DSCF6179

***
近くの薔薇園の薔薇を
ながめてきました。





nori56jp1 at 00:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 

2014年05月23日

朝焼けの海

DSCF6128

朝焼けの海に
こぎ出す船が
静かに海を滑っていく

見渡す限り
うろこの雲は
新しい光で染められて

長い夜は
明けたのだと
私に告げている

さまよい続け
たどり着いたこの海

どこに向かうか
今はわからないけれど
光射すほうに
こぎ出してみたい。

ほんの一瞬の
鮮やかな朝焼けが

旅立ちの背中を押している。


****
写真は指宿のホテルで見た朝焼けです。
まだ5時前でした。
あっという間に消えてしまいました。
一瞬ですが 素晴らしい空でした。




nori56jp1 at 15:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 

2014年05月18日

月明かり

旅の空の下では
自分の帰りたい場所がわかる

見知らぬ場所でも
月は変わらずに姿を現し
空から微笑む

そしてその場所を
そっと照らし
教えてくれる

人はきっと

自分の帰りたい場所が知りたくて
旅をするのだろう
DSC_0572

***
写真は博多で見上げた十五夜です。


nori56jp1 at 00:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 

2014年05月16日

私が好きなもの

私が好きなもの
  季節を感じられるもの。

私が好きなもの
  色から力を受けるもの。

私が好きなもの
  心が安らぐ香りがあるもの。

私が好きなもの
  心が自由になれるもの。

私が好きなもの
  思わず語りかけてしまうもの。

DSCF6114

***
写真は 私が好きなもののひとつ。
お勉強してきた生け花です。



2014年05月15日

ジャスミン

甘く香るジャスミン

数え切れないほどの
あふれる想い出

押し込めても
吹き出すように
この胸から
あふれだす

覆った目も
塞いだ耳も
押さえた口も


まるで意味のないことなの。

鮮やかに
甦る記憶

めまいを誘う
ジャスミンの香り
DSCF6110

***
今年もわが家の庭に咲いたハゴロモジャスミンです。


nori56jp1 at 12:02|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 

2014年05月14日

猫のプライド

DSCF5323

しょうがないでしょ
所詮みなひとりきりよ

生まれたときも
死ぬ時も

だって仕方ないでしょ

自分の運命なんて
自分で決められないんだもの

アタシは猫だけど

縛られないで
生きていくのよ

ひとりでいいのよ
それが自由ってものでしょ

アタシを見習いなさい

知らん顔して
通り過ぎればいいのよ



nori56jp1 at 14:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0)まとめ | 動物

2014年05月13日

振り向けば。

振り向けば十三夜の月。
離れがたき まぶしき光。

背を向け歩く哀しさ、
髪を引かれ引き返すとも
この指先は
月に届くこともなし。

さらに満ちる月、
この胸よりこぼれゆくけれど

強き光、
見上げる空に変わりなく輝く。

振り向けば十三夜の月。

DSC_0569




nori56jp1 at 23:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 

2014年05月12日

ありがとう母の日

「あぁ見つかっちゃった
 明日まで隠しておこうと思ったのに」と

玄関で迎えた私に
困ったように言ったけど
なんだかとてもうれしそうだった。

ありがとうね。
かわいいプレゼント。

これでしばらく
バスタイムが楽しみよ。
香りが好きなこと
知ってくれていたのね。

母の日を口実に
お洒落なアロマのお店で
お買い物もしたかったのね。

こんなにいい息子なのに
世の中の若き女性は
どうしちゃったのかしら。

いつか 
優しくて穏やかな女性が現れて
そばに寄り添ってくれるといいね。

母の日を
ありがとう。

またお母さん
がんばるからね。

DSCF6106


nori56jp1 at 10:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0)家族 

2014年05月11日

あなたのもとに

あなたのもとに
幸せが訪れますように

しみじみと胸を熱くする
喜びがありますように

笑顔がこぼれる
楽しみがありますように

あなたに注がれる
ひとすじの希望の光が
常にありますように。

DSCF6087

***
写真は私の住む室積の海です。
穏やかな海です。


nori56jp1 at 01:17|PermalinkComments(0)TrackBack(0)めっせーじ 

2014年05月09日

そばにいるよ

そばにいるよ
いつだって

そばにいるよ
姿は見えなくても

そばにいるよ
振り向けばちゃんと

何も出来ない
無力な自分だけれど

いつかきっとお役に立ちたいと
懸命に生きて

そばにいるよ
祈りながら

いつだって
そばにいる

DSCF6020




2014年05月08日

野の花を。

少女は
野の花を
ひとつひとつ摘んで
胸に抱いて微笑む

花束が大きくなると
その目はますます
きらきらと輝き、
うふふ、と見つめる。

「その花は誰にあげるの?」
そんな問いかけに

「秘密だから教えられないの」

少女はうれしそうに答える。

野の花のブーケ
手の中いっぱい。

少女は
春を抱きしめる。

DSCF6098

***
写真は レースの作品のコサージュです。
あの日の少女に逢いたくなったら
花束を作ろう。
レースでも花束が作れる。
そう思って作った作品です。


nori56jp1 at 01:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 

2014年05月07日

命日

お父さんは
私に自分の人生を
なにも語らずに
天国に行ってしまった

どんなふうに生きて
何を考えて生きたか

私には
何も語らなかった

今思えば
とても静かなひとで
とても無口なひとだった

あれから丁度一年たって
今日は命日。

私は五月の風に吹かれて
空を見上げます

私はお父さんの愛に飢えて
いつもさみしかったけれど

お父さんは私を
孤独でも惨めでも
生きていける私にしてくれた

私はそれを思うとき
なんだかとても泣きたくなって

ちゃんと愛を教えてほしかった、と
言いたくなってしまう

だから私はいつか
お父さんのもとに行ったら

今度こそ絶対に
思いっきりおとうさんに
甘えさせてもらうと
思っているのです。
DSCF6102

***

2013年5月7日朝5時37分、享年89歳で父は亡くなりました。
愛情深い母がいつもそばにいてくれたから
父はこの世の中の誰よりも幸せな人生だったと思っています。
けれど子供たちに対して、もう少し、愛情表現をしてくれる父であったなら
私の生き方も 変わっていたのではと
時々考えます。
*****
写真は庭に咲いたむらさきかたばみです。
私はむらさきかたばみが大好きです。
自分の幼い日々を象徴するお花のような気がして
愛しい気持ちでこの花を見つめます。


nori56jp1 at 15:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0)家族 

2014年05月05日

風よ吹け

風よ吹け
五月の空に

夢でふくらむ
鯉のぼり

晴れやかに
誇らしく
空を泳げ

風よ吹け
五月の空に

この夢も
向かい風を受け
空高く舞いあがれ
140505n




nori56jp1 at 00:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0)まとめ | 季節

2014年05月04日

幸せになるために。

幸せになるためには
自分を幸せにしてくれるものを
選ぶことも大切なの。

自分にとって
何が大切なことか
しっかりと見極めるの。

ささやかなわたしでも
喜ばれることができたら
とても幸せ。

「生きててよかった」って
静かに心が満たされて
しみじみと微笑む時、

きっとわたしは
言葉にできないくらい幸せ。

だからわたしは
そういうものに出逢うために
日々学び
懸命に生きるの。
 

DSCF5309

***
写真はお勉強した生け花です。
自分自身を磨いて
いつか 人のお役に立てる人間になりたいと
いつも願って生きています。



2014年05月02日

おしゃべりなツバメ

やぁみなさん
今年も戻ってきましたよ。

「一年間のご無沙汰でした。」

あれ、
これはちょっと
時代遅れの挨拶だったかな。

オホン!

今日はお天気も良くて
風も爽やかでゴキゲンですね。

なんてったって五月ですから
ぼくはなんだか最高の気分です。

だからぼくは
みなさんの近くまで来て
ご挨拶しているところです。

あまりに近いので
びっくりされてますが
今日は時別ですよ。

どうです。
なかなかいい声でしょう。
自分でも驚いてます。

そしてぼくはとてもおしゃれで、
ほら、のどが赤いだけではないのです。
今日は特別、青い帽子で決めてみました。
いやぁ、キマッター、って感じです。

そこでぼくに見とれているアナタ、
ご清聴ありがとう。

飛べないのではないのですよ。
ついつい気分が良くて
おしゃべりしすぎてしまいました。

またしばらくお世話になります。

では、またお逢いしましょう。

DSC_0565

***
お買いものに行ったスーパーの
手が届きそうな近い場所で
ツバメがゆうゆうとくつろいでいて
しぱらく 私も微笑んでながめていました。


nori56jp1 at 00:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)動物 

2014年05月01日

前の世で。

ある人が言いました。

「私には 次から次へと
試練がおとずれます。
乗り越えても乗り越えてもこのように
厳しいことばかりが与えられるのは
前の世で 
よほど 悪いことをしたのでしょう。」

わたしは黙って聞きました。

人生、
背負わされる者は
あれもこれも
すべてを背負い
生きていきますが

何も背負わない者は
常に人に背負わせて
生きておられるような気もします。

試練は乗り越えられる人にしか
与えられないといいますが
乗り越え続ける苦しみを思うと
「前の世で」、と
考える気持ちもわかるのです。

そして私は
黙って聞いてはいましたが

「私もそうです。
本当に
そういうことかもしれませんね。」

と、思わず心でつぶやくのです。
DSCF6079

***
ところで、今日は義母の命日でした。
お墓参りをしてきました。
仏壇にはアレンジの花をお供えしました。
人生について考えます。


2014年04月29日

苦しみや悲しみを。

苦しみや悲しみを
乗り越えたとき

人は、
より美しく
咲かなくてはならないの。

冷たい泥水の中で
ひたすらに咲く
健気な蓮の花のように。

美しく咲けないのは

苦しみや悲しみを
ちゃんと乗り越えていないから。

生きていくということは
すべてを乗り越えて

自分という花を
美しく咲かせること。
DSCF6077

今日は近くの冠公園に行って
しばし、花を眺めました。
小さい蕾でも 蓮の花は貴く気品に満ちています。


nori56jp1 at 11:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 

2014年04月28日

また薔薇の季節

緑がまぶしく輝く頃に
また薔薇の季節が来るよ

鳥たちはさえずり
風はさらさらと吹いて

甘い香りで
すべてを包み

あふれるように
咲き誇るよ

わたしは
いまかいまかと
待ちきれなくて

薔薇をさがして
外に飛び出してゆくよ
DSCF6065

写真は近所のお宅に咲く
見事なモッコウバラです。
そろそろ薔薇の季節になるよと
花が教えてくれます。


nori56jp1 at 17:02|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 

2014年04月27日

だれかを不幸にするひとが。

だれかを不幸にするひとが

他のだれかを特別に、
幸せにできることなど
あり得ない。

一瞬の幻想と
儚いうたかたの夢は
映画や小説で見れば良いのです。

自慢したい幸せや
人に羨まれたい幸せなどは

この胸を満たす
本当の幸せでないことを

そろそろわたしたちは
知らなくてはならないと思うのです。

DSCF6055

***
写真はお勉強してきた生け花です。
一つ一つの花を生かしきるバランス感覚は
人の中でも生かされると私は信じているのです。




2014年04月26日

ウサギとニワトリ


しっかりもののニワトリのねえさんが
呆れたようにワタシを見るの。

「もっとしっかりしなさいよ」

あの声で叱られると
ワタシも穴から出てきたくないの。

一羽二羽と言われるけれど
ニワトリのねえさんとワタシは
あまりにも違いすぎるの。

ニワトリのねえさんは
しっかり者で 
シャキシャキと動き
卵も産んで
みんなのお役に立っている

だけど
わたしは
いつもひとりで

あのお月さまの中の
ウサギになるにはどうしたらいいかとか
毎日そんな
夢ばかりを見て

何を聞かれても
答えることもせず
自分の世界に閉じこもってるの。

見かねたニワトリのねえさんが
私に口うるさく言うけれど

そんな時は心の中でつぶやくの。

「だってワタシ、
可愛いだけが取り柄なんだもの。」

でもでも
決して言葉には出さないの。

だってますます叱られる。

そして今日も黙ったままで
ワタシは自分の世界で夢を見るの。

DSCF6063

****
写真はお友達のお宅に住む「ももちゃん」です。

nori56jp1 at 14:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)メルヘン 

2014年04月25日

牡丹の言葉。

DSCF6060

迷わずに
誇りを持って咲くのです。

この世で一番
どの花が美しいかなど

そんなこと どうでもいいことなのです。

私という花を
ただ懸命に

今という瞬間に
春という季節の中で

胸を張り
ひたすらに咲けばこそ、
人は私を見て
美しい、というのです。

迷う貴女に
私がこうして
示せることは

ただひたすらに
私らしい花を
咲かせる姿を見せること。

貴女は言葉もなく
私の前に立ちつくし
身動きもとれないのは

この想いを
受けとめたからでしょう。

しっかりと
自分らしく咲くのです。

ただ それだけなのですよ。


***
写真は庭に咲いた牡丹です。
去年植えた苗が 今年見事に花開きました。
ただただ感激です。


nori56jp1 at 13:02|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 

2014年04月24日

風さん。

DSCF6051

長く育ったこの場所が
私はとても好きだったけれど
いつまでも
ここにいるわけにはいかないのですね。

私もやっと、
やっと心の準備ができました。

風さん
吹いてくださいな。

地に貼りつくように
ささやかにこの場所で
ひっそりと生きて

それでも蕾のときめきも
花開く歓びもありました。

名残り惜しいのですが
これが私のさだめでしょう。

四月の風に乗って
私は旅立ちます。

新しい世界が
安らぎに満ちているように

わたしは空を見上げます。

風さん 吹いてくださいな。

そして私を
幸せな場所に
光あふれる場所に
連れていってくださいな。

***

庭に咲いたタンポポです。
かわいい 綿毛をながめます。


nori56jp1 at 09:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 

2014年04月23日

「おかえり」

DSCF6049

あのさ、
僕だって忙しいのさ。

この家の玄関のプランターの中で
こう見えても家の番をしているんだ。

隠れていたわけじゃないよ。

もうすぐ待ちに待った
雨の季節が来て、
そうしたら僕は、
そりゃあもう、
てんてこまいなんだよ。

だから今はそれに備えて
準備もあるし
計画も立てなきゃならないし
大変なんだよ。

今も家の番をしながら
雨の季節の日程を
難しい顔をして考えていたところさ。

暇なんかじゃないよ。
失礼だなぁ。

ついでだから言わせてもらうけどさ。

君はいつも 
目が悪い、目が悪い、って
言うけどさ、
ぼくを一瞬にして見つけるくらいだからね。
目は悪くないよ。

そんなことで 言い訳なんか
しちゃいけないよ。

そして僕はこうして
忙しい中、
ちゃんと君の家の番をしてるんだから
ぼくに感謝してくれないと困るんだ。

なに大笑いしているんだよ〜。
そういうところが君のいけないところさ。

まぁいいよ。

とにかく 「おかえり」。

***
写真は わが家の玄関のプランターにいる青蛙です。
毎年雨の季節にはゲロゲロ鳴いてにぎやかです。
暖かくなったので、お出ましになりました(笑)



nori56jp1 at 00:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)メルヘン 

2014年04月22日

もうすこしだけ。

DSC_0568

風よ
風よ
吹かないで

あと少しだけ
ここにいさせて。

草の中でひっそりと咲いて
私は何も知らなかった。

だけどそのうち花は枯れ
私の背丈はどんどん伸びて
ある朝 目を覚ました時には
向こうに海が見えました。

まんまる綿毛になった私は
風が吹けば
もうここにいられない

静かでのどかな丘の上、
海の見える穏やかな場所
すてきな場所が
わたしのふるさと

だからお願い
もうすこしだけ

風よ
風よ吹かないで

あと少しだけ
ここにいさせて。


写真は冠天満宮のそばに咲くタンポポです。


nori56jp1 at 00:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 

2014年04月21日

ふるさとの山よ

DSCF6038

ふるさとの山よ
帰れなかった自分を
あの日と変わらずに
迎えてくれてありがとう。

私を待ち続けた父は
天国に旅立って
大きな支えを失いました。

ふるさとを離れ
懸命に生きても

人に捨てられ
惨めさも味わい
必要とされる場所を
探し求めた人生。

見上げる山よ
ふるさとの山よ
変わらずにそこにいてくれてありがとう。

また もう一度ここから
わたしは歩き始めます。


***
写真は私のふるさとの象徴、
下関市豊田町の華山です。
私はこの山を幼い頃から見上げて
生きてきたように思います。





nori56jp1 at 15:26|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ふるさと 
Profile
Recent Comments
Archives
記事検索
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

QRコード
QRコード
☆野口五郎☆
詩集