のりえの音楽の輪・別館

言葉は憧れ、言葉は人生。そして、言葉は心を解き放す自由の翼です。

2007年10月

秋は優しい

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秋は優しい

空は高く 青空が澄んで
陽だまりがうれしい

時が止まったように
とてもとても静かに

いつかすべてが報われるよと
この心に語りかけるように
私のそばで

だから私は
秋の中で
ひとりでも満たされる

すべてを乗り越えた
激しい季節のあとで

秋の優しさに包まれて
私は
空を見上げずにはいられない

穏やかな秋に
感謝しながら。

平和な明日を祈りながら
愛を貫こう

十三夜

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美しき月 
はるか頭上に昇りて

特別な十三夜の夜には
菊の花ちりばめし着物に
身体をつつみてひとり眺むる

金木犀の甘ひ香り
風が運びて
過ぎし日々をいざなふ

そっと
うなじに手を当てて
愛しき人の名を呼べば

この胸に注がれし月の光
ただ悲しみを照らす

あの日から心に響く鐘の音
耳を塞ぎても消ゆることなく

ただ一点に集まりし光の中で
思ひ出は緋色に染まりし。

月あかりの中
紅さす薬指は
この胸の熱き想ひを知りて

いつか遠く記憶の彼方に
すべてを閉じ込むることのみを願ふ

こんな十三夜の夜には。

愛だから

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愛だから貫けます

愛だから変わらないのです

自分を楽にする方法は
諦めることではありません

死ぬまで自分の愛を貫くことです。
そのことにやっと気づきました。

愛だから
何も辛くはありません

何もかわいそうでもありません。
ひとりでも大丈夫です。

愛は離れていても育つものと知りました。
愛は変わらないものなのです。

涙をこえて私は
私の愛を貫きます。

心を自由にして。
私らしく。

愛せる喜びを胸に。

もしも生まれかわったら。

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もしも生まれかわったら
もしも次の世があるのなら

あなたは私のお母さん。
そして私はあなたのこども。

いつも優しく微笑んで
私を抱きしめて。

「おはよう」「おやすみ」って
いつも私のそばにいて。

悪いときには心から叱って
大切なことを私に教えて。

おりこうなときは頭をなでて
私を誇りにして。

私の姿が見えないときは
私の名前を呼び血眼で探して。

涙がいっぱいこぼれる夜は
私の背中をなでて
眠りつくまでそばにいてほしい。

もしも生まれ変わったら。
そのときはきっと私のそばにいて。

そして愛を教えてほしい。

もしも生まれ変わったら・・・

静かに静かに。

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静かに静かに過ぎていく。

秋は人を責めたりはしない。

虫の音も遠く近く
心にも優しく響く。


人は心のアルバムを開き
思い出の写真をそっと取り出してみる。

静かに静かに振り返る。

そして人は心のどこかで
天然色の思い出が
いつかセピア色に変わることを待っている。

静かに静かに。

心の声を聴きながら。

誰にも言わない祈りを
胸に抱きしめながら。
Profile

のりえ

大切なことを
学び続ける人生にします。
「日々是精進」
sinse 2006.1.12

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