2010年03月
2010年03月30日
2010年03月29日
旅立つ君へ。

君が旅立つ日
母さんは泣き続けた
思い出が溢れ続け
押し寄せるその中で。
幼い頃から今日までの君を
もう一度この胸に抱きしめたくて。
君が旅立つ日
父さんは涙をこらえた
責任をただ果たすことに
懸命だった今日までの日々。
君がいてくれたからこそ
みんな頑張れた
いろんなとこに行ったね
楽しかったね
笑うときも
涙が流れる時も
いつも
いつもいっしょだったね。
どんなことも乗り越えられたのは
君の見上げる素直な瞳と
やさしい笑顔があったから。
お兄ちゃんになったその日から
君はいつも我慢し続けてくれた
もっと甘えたかっただろう
もっともっと抱っこしてほしかっただろう
そのことをいつも
母さんと父さんは想っていたよ
だめな親でも
君は決して責めなかったね。
君がいてくれたから
みんな成長できた。
ありがとう
ありがとう
そしていつのまにか
君は大人になって
一人で歩き始める
旅たちの日
空は青かった
そして君は振り向きもせずに
まっすぐに進みだした
新しい街と
新しい人の中で
君が幸せを感じてくれることを
祈っている
愛してる
みんな君を。
旅立つ君へ。
桜咲く この春の日に。
誰より愛おしい
抱きしめたい君へ。
2010年03月23日
やさしいふるさとへ。
クローバーの絨毯で
花飾りを編んだ
春の香りがする
静かな陽だまりで。
見上げる空には
まぶしい青空と
ふわふわと浮かぶ
白い綿菓子のような雲
幼い少女は
ひとりすごすの時を
優しい春の中で
幸せな未来を夢見た
さみしさも
哀しみも
すべてを抱きしめる
やさしいふるさとの
景色がいつもそこにあった
あれからくり返す
4つの季節が
私の前を何度通り過ぎただろう
ふるさとを離れ
知らない町から町
振り返ることもせずに
旅を続けた
夢中で駆け抜けた
精一杯の日々に
間違っているかどうか
自分に問うこともできなかった
生きることは
傷つくことだろうか
生きることは
悲しみを知ることだろうか
信じることに
何の意味があったの
本当のことを
誰が伝えてくれるの?
私は帰ろう
ふるさとに帰ろう
草の匂い
お日さまの香り
忘れてしまったものを
もう一度思い出して・・・・
母さんの声がする
やさしいふるさとへ
私の名を呼ぶ
やさしいふるさとへ
2010年03月20日
私は桜

命燃やして今年も咲いた
わたしは春の青空が恋しくて
今年も精一杯こうして咲いたの
去年の約束
「また君ときっと逢おう」と・・・
けれど
見上げる空に 青空はなく
貴方を覆う厚い雲
もう何日も曇り空
逢いたい貴方の姿は見えず
私は何日も待ち続けた
来る日も来る日も・・・
雲が立ち込める空の下では
私は雲と同じ白い色
人も私を見上げることもなく
足早に過ぎていく
あの日の約束忘れなかった
静かに貴方と語らいたかった
青空の下
見守られながら
はらはらと舞うことを夢みていたの
突然の雷
強い雨
私はまた次の年へと
望みをつないで
人知れず散っていく
いつの日か
大きな貴方にいだかれて
咲ける日を祈りながら・・・
貴方に逢えること
祈りながら・・・・
「きっと逢いましょう いつかまた」
2010年03月18日
2010年03月14日
帰りたいふるさと
いつも思っちょるんよ
心の中にあるのは
華山のそびえる
私の生まれ育った町
春になって5月が来るとね
長正司の藤棚に
藤の花がきれいに咲いて
甘い香りに包まれるんよ
6月になれば蛍まつり
木屋川の静かな流れに
蛍が乱れ飛んで
手の中に 蛍を入れて
そっと覗いたその手の中に
やさしい光
思わず声を上げた幼い日
懐かしいんちゃ
神上寺の静けさも
木漏れ日も
徳仙の滝の
水の冷たさも
私は好きじゃったんよ
一の俣の温泉の湯も
私にとっては日本一
ほんとはいつも帰りたい
いつも帰りたいんよ
やさしい母さんが
いつも待ってくれちょるのに・・・
いつも心配してくれちょるのにね
なかなか帰ることが出来んでいるの
いつも思い描く懐かしいふるさと
「がんばりいよ」って
励ましてくれるふるさと。
心の中にあるのは
華山のそびえる
私の生まれ育った町
春になって5月が来るとね
長正司の藤棚に
藤の花がきれいに咲いて
甘い香りに包まれるんよ
6月になれば蛍まつり
木屋川の静かな流れに
蛍が乱れ飛んで
手の中に 蛍を入れて
そっと覗いたその手の中に
やさしい光
思わず声を上げた幼い日
懐かしいんちゃ
神上寺の静けさも
木漏れ日も
徳仙の滝の
水の冷たさも
私は好きじゃったんよ
一の俣の温泉の湯も
私にとっては日本一
ほんとはいつも帰りたい
いつも帰りたいんよ
やさしい母さんが
いつも待ってくれちょるのに・・・
いつも心配してくれちょるのにね
なかなか帰ることが出来んでいるの
いつも思い描く懐かしいふるさと
「がんばりいよ」って
励ましてくれるふるさと。
2010年03月12日
勝ち負けがあるとしたら。

ずっと守られて生きてきた。
ささやかな人生でも
常に恵まれて
思うようにすべて運んだ。
苦労を知らず
雨風も受けず
人と競うこともせず
天の恵みは常に
自分に注がれているように思えた。
こわいものなしで
自信にあふれ
思いのままに突っ走った。
人生に勝ち負けがあることを知った。
「負け」を初めて味わったのは
そう遠くない過去こと。
初めての挫折。
一方的に非難されても
言い訳はしない、と決めていた。
それがせめてもの自分への誇りだった。
負けることも大切だと
やっと思えるようになった。
悔しさも自分を成長へと導く。
自分を見つめなおし
反省して
また新しい自分へと
変わる努力をする。
挫折を知ればこそ見えることも
わかることもたくさんあった。
真実が きちんと見えるようになった。
人を押しのけてまで
たどり着きたい場所なんてない。
そこに何があるというのか。
人生は まだ道の途中。
まだ成果などでなくていい。
今はただ 信じる道を進もう。