2014年04月
2014年04月29日
2014年04月28日
2014年04月27日
2014年04月26日
ウサギとニワトリ
しっかりもののニワトリのねえさんが
呆れたようにワタシを見るの。
「もっとしっかりしなさいよ」
あの声で叱られると
ワタシも穴から出てきたくないの。
一羽二羽と言われるけれど
ニワトリのねえさんとワタシは
あまりにも違いすぎるの。
ニワトリのねえさんは
しっかり者で
シャキシャキと動き
卵も産んで
みんなのお役に立っている
だけど
わたしは
いつもひとりで
あのお月さまの中の
ウサギになるにはどうしたらいいかとか
毎日そんな
夢ばかりを見て
何を聞かれても
答えることもせず
自分の世界に閉じこもってるの。
見かねたニワトリのねえさんが
私に口うるさく言うけれど
そんな時は心の中でつぶやくの。
「だってワタシ、
可愛いだけが取り柄なんだもの。」
でもでも
決して言葉には出さないの。
だってますます叱られる。
そして今日も黙ったままで
ワタシは自分の世界で夢を見るの。

****
写真はお友達のお宅に住む「ももちゃん」です。
2014年04月25日
牡丹の言葉。

迷わずに
誇りを持って咲くのです。
この世で一番
どの花が美しいかなど
そんなこと どうでもいいことなのです。
私という花を
ただ懸命に
今という瞬間に
春という季節の中で
胸を張り
ひたすらに咲けばこそ、
人は私を見て
美しい、というのです。
迷う貴女に
私がこうして
示せることは
ただひたすらに
私らしい花を
咲かせる姿を見せること。
貴女は言葉もなく
私の前に立ちつくし
身動きもとれないのは
この想いを
受けとめたからでしょう。
しっかりと
自分らしく咲くのです。
ただ それだけなのですよ。
***
写真は庭に咲いた牡丹です。
去年植えた苗が 今年見事に花開きました。
ただただ感激です。
2014年04月24日
風さん。

長く育ったこの場所が
私はとても好きだったけれど
いつまでも
ここにいるわけにはいかないのですね。
私もやっと、
やっと心の準備ができました。
風さん
吹いてくださいな。
地に貼りつくように
ささやかにこの場所で
ひっそりと生きて
それでも蕾のときめきも
花開く歓びもありました。
名残り惜しいのですが
これが私のさだめでしょう。
四月の風に乗って
私は旅立ちます。
新しい世界が
安らぎに満ちているように
わたしは空を見上げます。
風さん 吹いてくださいな。
そして私を
幸せな場所に
光あふれる場所に
連れていってくださいな。
***
庭に咲いたタンポポです。
かわいい 綿毛をながめます。
2014年04月23日
「おかえり」

あのさ、
僕だって忙しいのさ。
この家の玄関のプランターの中で
こう見えても家の番をしているんだ。
隠れていたわけじゃないよ。
もうすぐ待ちに待った
雨の季節が来て、
そうしたら僕は、
そりゃあもう、
てんてこまいなんだよ。
だから今はそれに備えて
準備もあるし
計画も立てなきゃならないし
大変なんだよ。
今も家の番をしながら
雨の季節の日程を
難しい顔をして考えていたところさ。
暇なんかじゃないよ。
失礼だなぁ。
ついでだから言わせてもらうけどさ。
君はいつも
目が悪い、目が悪い、って
言うけどさ、
ぼくを一瞬にして見つけるくらいだからね。
目は悪くないよ。
そんなことで 言い訳なんか
しちゃいけないよ。
そして僕はこうして
忙しい中、
ちゃんと君の家の番をしてるんだから
ぼくに感謝してくれないと困るんだ。
なに大笑いしているんだよ〜。
そういうところが君のいけないところさ。
まぁいいよ。
とにかく 「おかえり」。
***
写真は わが家の玄関のプランターにいる青蛙です。
毎年雨の季節にはゲロゲロ鳴いてにぎやかです。
暖かくなったので、お出ましになりました(笑)
2014年04月22日
2014年04月21日
2014年04月20日
2014年04月19日
もう一度父と。
天国の入口には
きれいな川と、
美しい花が咲いているのでしょう。
わたしがもし天国に行ったなら
わたしは父のところに行って
もう一度 父といっしょに
魂の修行をしようとおもうのです。
もっとちゃんと愛情表現できるよう。
もっとちゃんと愛されるひとになれるよう。
出来の悪い親子だけれど
わたしは父の娘だからしかたないのです。
どこまでも私は父の娘なのです。
だから
魂になっても・・・・
父と一緒に修行するのです。
そして今度こそ父に
父に
甘えさせてもらいたいと思うのです。

***
写真はm.mさんの写真で舟川べりです。有難うございます。
あまりに美しい写真で 天国の入口のようだと感じました。
ふと 天国の父を想いました。
そして今日は父の一周忌の法要で田舎に帰ってきました。。
きれいな川と、
美しい花が咲いているのでしょう。
わたしがもし天国に行ったなら
わたしは父のところに行って
もう一度 父といっしょに
魂の修行をしようとおもうのです。
もっとちゃんと愛情表現できるよう。
もっとちゃんと愛されるひとになれるよう。
出来の悪い親子だけれど
わたしは父の娘だからしかたないのです。
どこまでも私は父の娘なのです。
だから
魂になっても・・・・
父と一緒に修行するのです。
そして今度こそ父に
父に
甘えさせてもらいたいと思うのです。

***
写真はm.mさんの写真で舟川べりです。有難うございます。
あまりに美しい写真で 天国の入口のようだと感じました。
ふと 天国の父を想いました。
そして今日は父の一周忌の法要で田舎に帰ってきました。。
2014年04月18日
2014年04月17日
2014年04月16日
すずめ
春の山には鶯が
美しい声で優雅に鳴くよ
春の空には雲雀が
空に向かって晴れがましく鳴くよ
春の街には
ツバメの夫婦が
長い旅を終えて
うれしそうに鳴くよ。
人はみな、はっとして
立ちどまりその声を聴いて
顔をあげて姿を探すよ
わたしはいつもこのあたり、
ずっと住んでて
朝に夕ににぎやかにしているけれど
だれも顔も上げないし
誰も探してもくれないの。
だけど
ときどき声がかかるよ
「やぁ、今日も元気だね。」
「あら、なんだそこにいたの」
けっこうこれでもうれしいものよ。
気も使わずに
遊びに行って
お庭で遊んで帰ってくるの。
特別扱いはされないけれど
それがなんだかうれしいの。

***
庭に出れば 鳥の声に癒されます。
そしていつもそばにいるすずめがとてもかわいらしく目に映り
微笑んで見上げました。
美しい声で優雅に鳴くよ
春の空には雲雀が
空に向かって晴れがましく鳴くよ
春の街には
ツバメの夫婦が
長い旅を終えて
うれしそうに鳴くよ。
人はみな、はっとして
立ちどまりその声を聴いて
顔をあげて姿を探すよ
わたしはいつもこのあたり、
ずっと住んでて
朝に夕ににぎやかにしているけれど
だれも顔も上げないし
誰も探してもくれないの。
だけど
ときどき声がかかるよ
「やぁ、今日も元気だね。」
「あら、なんだそこにいたの」
けっこうこれでもうれしいものよ。
気も使わずに
遊びに行って
お庭で遊んで帰ってくるの。
特別扱いはされないけれど
それがなんだかうれしいの。

***
庭に出れば 鳥の声に癒されます。
そしていつもそばにいるすずめがとてもかわいらしく目に映り
微笑んで見上げました。
2014年04月15日
春の新人。
はじめまして
あたしたち
この春入った新人です。
今日のために母さんが
光を受けて輝くように
きれいな春色のお洋服、
色違いで作ってくれて、
自分で言うのもなんですが
なかなか似合って気に入ってます。
きゃー もう なんか緊張する。
何を言ってるのかわからなくなっちゃった〜。
わからなくなったと言いながら
自分のアピールだけは忘れない。
そのうちわいわいきゃーきゃーと
新人たちは大騒ぎ。
あんな頃もあったねと
ベテランさんは
過去と未来を行き来して微笑む。
春は勢いを増しながら
どこもかしこもにぎやかに
春のお花畑は大賑わい。

***
庭に咲いたリナリアです。
元気いっぱいうれしそうに咲いて
とても可愛いお花です。
あたしたち
この春入った新人です。
今日のために母さんが
光を受けて輝くように
きれいな春色のお洋服、
色違いで作ってくれて、
自分で言うのもなんですが
なかなか似合って気に入ってます。
きゃー もう なんか緊張する。
何を言ってるのかわからなくなっちゃった〜。
わからなくなったと言いながら
自分のアピールだけは忘れない。
そのうちわいわいきゃーきゃーと
新人たちは大騒ぎ。
あんな頃もあったねと
ベテランさんは
過去と未来を行き来して微笑む。
春は勢いを増しながら
どこもかしこもにぎやかに
春のお花畑は大賑わい。

***
庭に咲いたリナリアです。
元気いっぱいうれしそうに咲いて
とても可愛いお花です。
2014年04月13日
2014年04月12日
あなたとわたし

似ても似つかぬあなたとわたし。
とても合うようには見えないけれど、
並んでみると意外に似合う。
こうでないといけない、と
頑ななあなたは
そばにより添うわたしを
ちらっと見ただけで知らんふりしたけど
あなたとわたしは
意外と似合う。
あなたにないものを
わたしはもっていて
わたしにないものを
あなたはもっているから。
わたしのそばで
あなたはいつも以上に姿勢を正し、
華やかに立つ。
そして
まっすぐなあなたのそばでは
私はとてもしなやかに。
あなたと私は
意外と似合う。
知らん顔しても
顔に出てる。
意外と似合う、と思ってる。
だからわたしも
黙ったままで
ぴったりと より添える。
写真はお勉強してきた生け花です。
小手毬は特に、私が心惹かれるお花です。
2014年04月11日
2014年04月10日
2014年04月09日
2014年04月08日
2014年04月07日
2014年04月06日
2014年04月05日
おかあさんが 教えてくれた。

編み物は
おかあさんが
教えてくれた。
忙しい中でも
おかあさんは
楽しそうに編んでいた。
「おかあさん
おしえてね
私も編んでみたいの」
本当は
おかあさんのそばで
おんなじことが
したかっただけ
うれしくて
いっしょうけんめい覚えたの
優しいおかあさんは
「上手ね」、ってほめてくれた
いつもどんなことでも
私をほめてくれた
私はおかあさんがほめてくれるから
なんだってがんばれた
なかなか帰れないけれど
わたしはおかあさんがいてくれるから
優しい気持ちでがんばれる。
おかあさんは人を
責めたりはしなかった。
何があっても
人のせいにはしなかった。
だから私も
人のせいにはせずに
いつも穏やかに生きています。
桜が散ったら
帰ろうかな
優しいおかあさんに
逢いたくてたまらなくなったから。
写真は私の編んだドイリーの最新作です。
元気が出る色どりの糸で楽しく編めました。