2015年03月

2015年03月28日

春はミモザ。

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晴れやかな空に
ミモザが跳ねる。

今年もちゃんと、
春が来たこと
教えてくれる。

旅立ったのは
確かに春。

あれから
時は流れて・・・・

人はきっと
帰りたい場所があるから
がんばれるの。

いつか
「お帰り。待っていたよ。」って、
頭を撫でてもらいたくて

あたしは
必死でがんばっている。

今はひとり、
春の中で
歓び跳ねるミモザを見上げながら
がんばっている。
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2015年03月16日

うさぎ

あたしはうさぎ

あたしはピンと耳を立て
菜の花畑で隠れてる

もしかしたらあのひとが
あたしの名前を呼びながら
探しに来てくれるかもしれないと

あたしは安全な場所で
じっと静かに待っている

あれはもう 随分と前のこと
ぬくぬくと暖かい部屋の中で
育っていたあたし

だけどある日 野に放たれて
あたしは 帰るお家を見失ったの

あたしはひとりでも
きっと生きていけるけど
いつもあのひとを思い出す

もしかしたら あのひとが
ひどく後悔して
あたしの名前を呼びながら

泣きながら探しに来てくれるのではと
心のどこかで思ってる。

菜の花畑で 今日だけは
待ってみたいと思ってる。

あしたになれば
ふっきれて
野うさぎとして生きてゆく。

だから今日一日は
聞き耳を立てこの場所で

あたしは 待ってみるつもり。
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2015年03月10日

花は枯れるから。

花は 枯れるから 
美しさが鮮やかに残る

生きているものには
命があること、

限りある中で
精一杯自分を輝かすこと、

教えてくれる

きれいに咲いて
ゆっくりとしおれ
やがて枯れてゆく

だから

「ありがとう。
こんなにもきれいに咲いてくれて」と

声をかけたくなる。

自分らしく
ひたすらに咲くこと

花はわたしに 教えてくれる。

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nori56jp1 at 08:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)