弥生の空に
待ちわびる

さくら吹雪を
待ちわびる

どんなにつらく
哀しいことも
さくらの花が呑みこんで
また新しい人生をと教えてくれる
潔く美しい人生をと教えてくれる

花びらの舞う中で
いつも空を見上げることに憧れる
一瞬の夢でも
夢を見れればそれも素晴らしい。

愛されたことも
愛したことも
すべてが想い出になったとしても
また さくら吹雪の中に立ちたい

すべてを美しい想い出に変えて
また歩き出せる

弥生の空に
待っている

さくら吹雪を
待っている