突然の春の雨

このまま濡れていきましょう

春の雨は優しいから。

出逢いと別れ繰り返しても
消えない記憶

雨の中も風の中も
甦る悲しみ

忘れないのは その記憶を
自分がいつまでも
抱きしめていたいものだからでしょう。

いつか優しい春の風に吹かれ
穏やかな光に包まれて

思い出さない自分がいるとしたら

やっと心が解き放された時。

私はとても自由でしょう。

だから・・・

静かに時を重ねましょう。

長い長い人生だから。

時には春の雨に濡れながら。