
アスファルトの海
焼けつく舗道に
私は生まれた
誰もいない
誰も通らない場所で
ただひとり
精一杯に。
かわいそう、だとか
さみしそう、だとか
言う人もいるかしら。
どこに生まれて
どんな場所に育つか
それは私には選べなかったことだもの
静かに流れていく時間
夏の光
雲の流れ
雨の優しさ
風の心地良さ
いっぱい
いっぱい知ったから
だからこの場所で
胸を張り
最後まで
誇りに満ちて
私の季節
この夏に
全て燃やして
精一杯咲けたら
それでいいの。
言葉は憧れ、言葉は人生。そして、言葉は心を解き放す自由の翼です。
のりえ
大切なことを
学び続ける人生にします。
「日々是精進」
sinse 2006.1.12