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この人生は自分の責任だから
ひとのせいにするほど
私は誇りのない人間ではないし

ひとの人生に
私のせいだと言われるほどに
影響をあたえられる人間でもないから

傷つきもしないし
傷つけもしない

思い出に残るようで残らない

けれど それでいい
鮮やかに残らなくていいの

思い出せそうで思い出せない

やがて記憶が闇に飲み込まれることを
私は静かに待っている

忘れ去られることを待っている