秋は 慈しみに満ちた季節
高い空は
哀しみを記憶の彼方に遠ざけ
実りの秋は
いつかすべて報われる時がくると
教えてくれる
陽は駆け足で沈み
哀しみに とどまらないで、
また明日に、と言う。
離れがたい夢ほど
過ぎてみれば
ひとときの夢とわかる。
こんなに胸に沁みるのは
秋がくれた薬が
胸の傷に 確かに効いているから。
やがて傷口も癒え
優しく微笑む頃には
すべてを紅く染めて
祝福のフィナーレ。
秋が静かに
痛みを乗り越えたわたしを
称えてくれる。
秋は・・・
慈しみに満ちた季節。
言葉は憧れ、言葉は人生。そして、言葉は心を解き放す自由の翼です。
のりえ
大切なことを
学び続ける人生にします。
「日々是精進」
sinse 2006.1.12