春の山には鶯が
美しい声で優雅に鳴くよ

春の空には雲雀が
空に向かって晴れがましく鳴くよ

春の街には
ツバメの夫婦が
長い旅を終えて
うれしそうに鳴くよ。

人はみな、はっとして
立ちどまりその声を聴いて
顔をあげて姿を探すよ

わたしはいつもこのあたり、
ずっと住んでて
朝に夕ににぎやかにしているけれど

だれも顔も上げないし
誰も探してもくれないの。

だけど
ときどき声がかかるよ

「やぁ、今日も元気だね。」
「あら、なんだそこにいたの」

けっこうこれでもうれしいものよ。
気も使わずに
遊びに行って
お庭で遊んで帰ってくるの。

特別扱いはされないけれど
それがなんだかうれしいの。

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***
庭に出れば 鳥の声に癒されます。
そしていつもそばにいるすずめがとてもかわいらしく目に映り
微笑んで見上げました。