風よ吹け野の花を。

2014年05月07日

命日

お父さんは
私に自分の人生を
なにも語らずに
天国に行ってしまった

どんなふうに生きて
何を考えて生きたか

私には
何も語らなかった

今思えば
とても静かなひとで
とても無口なひとだった

あれから丁度一年たって
今日は命日。

私は五月の風に吹かれて
空を見上げます

私はお父さんの愛に飢えて
いつもさみしかったけれど

お父さんは私を
孤独でも惨めでも
生きていける私にしてくれた

私はそれを思うとき
なんだかとても泣きたくなって

ちゃんと愛を教えてほしかった、と
言いたくなってしまう

だから私はいつか
お父さんのもとに行ったら

今度こそ絶対に
思いっきりおとうさんに
甘えさせてもらうと
思っているのです。
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***

2013年5月7日朝5時37分、享年89歳で父は亡くなりました。
愛情深い母がいつもそばにいてくれたから
父はこの世の中の誰よりも幸せな人生だったと思っています。
けれど子供たちに対して、もう少し、愛情表現をしてくれる父であったなら
私の生き方も 変わっていたのではと
時々考えます。
*****
写真は庭に咲いたむらさきかたばみです。
私はむらさきかたばみが大好きです。
自分の幼い日々を象徴するお花のような気がして
愛しい気持ちでこの花を見つめます。


nori56jp1 at 15:47│Comments(0)TrackBack(0)家族 

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