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沈む夕陽を見送るように
夢を見送る時もある。

欲しくてたまらなかったものが
手に入らなかったのは

ほんとうは
掴めなかったからでなく、
自分で掴まなかったから。

すべては 心次第で決まるもの。

見送る夢は 夕陽と同じ。

この空を鮮やかに染めながら
美しく消えてゆく。

それでも
こうして生きていられるのは

また明日になれば何かが変わって、
見送り続けた夢を
この手で掴める日が来るかもしれないと、
希望を持っているから。

祈りの中で
いつかきっと、と
人は夕陽を見送っている。
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