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あなたは 慈しむように
そっと 光の道を差し出す。

少しかなしげに
わたしを見つめる。

待っているよ、と。

・・・帰りたい。

帰りたい
その美しい光の中に。

けれど 道は まぼろし。

何もできないまま
ただ立ち尽くす。

いつかきっと 
帰ります。

そう思って生きている。