花
2018年06月10日
白い紫陽花

悲しみが空から落ちて
白い紫陽花に降り注ぐ
泣いていいのよ
わかっていたの。
けれど
どうすることも
できなかったの。
だからこのまま
濡れていさせて。
白い紫陽花は
涙の雫を受けながら
誰も知らない場所で
ひっそりと咲いている
ひとりぼっちで咲いている
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2018年05月14日
薔薇の回廊

悲しみの似合わない
明るい季節の中で
どうかわたしを
一人にしてください。
涙の似合わない
優しい季節なら
私は一人
薔薇の回廊へ。
決して手の届かない空、
連れ去ってくれない風ならば
このままここで隠れていましょう。
たくさんの薔薇の棘に守られながら
いつかこの悲しみが消え去るまで。
息をひそめながら
秘密の薔薇の回廊で。
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2018年04月05日
ハナニラ

お日さまが射せば
うれしそうに空に向かって咲く。
わいわい
うれしそうにおしゃべりしながら。
「春だものね」
「うれしいね」
「春は賑やかでなくちゃね」
「空と同じ色で咲こうね」
誇らしげに顔を上げて。
春霞の空と 同じ青さで
ハナニラは咲いている。
春の中で咲いている。
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2016年12月04日
2015年06月25日
2015年05月25日
かたばみの夢は。

やさしい五月に咲く
むらさきかたばみ
今年も咲いて
そばにいるよ、と 微笑んでいる。
むらさきかたばみは
幼い日のわたし。
ただ
母の帰りを待ちわびて
母のそばにいることが
すべてだったわたし。
母の帰りを待ちながら
頭の中で描く物語は
どこまでも果てしなく広がり
わたしの理想は
現実から遠のいた。
いつしかひとりですごす時間が
わたしを満すようになっていった。
大人になって
もしかしたら
わたしも夢が持てるかも・・・と思った。
だけどそれは
子供の頃からのクセで
夢を描こうとすればするほど
現実から離れていってしまう。
形に出来る夢など
描けはしなかった。
静かに振り返る五月に
そっと寄り添う
むらさきかたばみ。
母のそばにいることが
すべてだったわたし。
幼い あの日のわたしを
映しだしてくれる花。
何も変わらないこと
おしえてくれる花。
2015年03月28日
2015年03月10日
2014年09月08日
2014年07月28日
2014年07月22日
2014年06月18日
2014年06月16日
2014年06月05日
2014年06月02日
2014年05月25日
2014年05月15日
2014年04月29日
2014年04月28日
2014年04月25日
牡丹の言葉。

迷わずに
誇りを持って咲くのです。
この世で一番
どの花が美しいかなど
そんなこと どうでもいいことなのです。
私という花を
ただ懸命に
今という瞬間に
春という季節の中で
胸を張り
ひたすらに咲けばこそ、
人は私を見て
美しい、というのです。
迷う貴女に
私がこうして
示せることは
ただひたすらに
私らしい花を
咲かせる姿を見せること。
貴女は言葉もなく
私の前に立ちつくし
身動きもとれないのは
この想いを
受けとめたからでしょう。
しっかりと
自分らしく咲くのです。
ただ それだけなのですよ。
***
写真は庭に咲いた牡丹です。
去年植えた苗が 今年見事に花開きました。
ただただ感激です。
2014年04月24日
風さん。

長く育ったこの場所が
私はとても好きだったけれど
いつまでも
ここにいるわけにはいかないのですね。
私もやっと、
やっと心の準備ができました。
風さん
吹いてくださいな。
地に貼りつくように
ささやかにこの場所で
ひっそりと生きて
それでも蕾のときめきも
花開く歓びもありました。
名残り惜しいのですが
これが私のさだめでしょう。
四月の風に乗って
私は旅立ちます。
新しい世界が
安らぎに満ちているように
わたしは空を見上げます。
風さん 吹いてくださいな。
そして私を
幸せな場所に
光あふれる場所に
連れていってくださいな。
***
庭に咲いたタンポポです。
かわいい 綿毛をながめます。
2014年04月22日
2014年04月12日
あなたとわたし

似ても似つかぬあなたとわたし。
とても合うようには見えないけれど、
並んでみると意外に似合う。
こうでないといけない、と
頑ななあなたは
そばにより添うわたしを
ちらっと見ただけで知らんふりしたけど
あなたとわたしは
意外と似合う。
あなたにないものを
わたしはもっていて
わたしにないものを
あなたはもっているから。
わたしのそばで
あなたはいつも以上に姿勢を正し、
華やかに立つ。
そして
まっすぐなあなたのそばでは
私はとてもしなやかに。
あなたと私は
意外と似合う。
知らん顔しても
顔に出てる。
意外と似合う、と思ってる。
だからわたしも
黙ったままで
ぴったりと より添える。
写真はお勉強してきた生け花です。
小手毬は特に、私が心惹かれるお花です。
2014年04月06日
2014年03月25日
2014年03月08日
スィートアリッサム

一生懸命咲いたの
こぼれるように
咲かせたけれど
わたしはあまりにも小さすぎて
気づかれなかったの
華やかな大輪の花は真ん中に・・・
わたしはいつも足元に。
わたしの代わりの花は
いくらでもあること
ほんとは わかってた。
だけど そこで咲きたかったの。
スィートアリッサム
寄り添って咲けただけで
十分だったの。
懸命に咲いて・・・
それしかわたしには
できなかったから。
他に何もできなかったから。
だからわたしなりの
花の最後を。
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2012年06月03日
雨と紫陽花
紫陽花
儚げに咲いて
雨を誘う
花束を空に捧げ
雨を待っている
雨も
自分を待つ紫陽花が好き
待ちわびた季節を越え
やっとめぐり逢える六月
雨は知っている
美しい紫陽花が
移り気なふりして
本当は一途なこと
冷たいふりして
熱く燃える心があることを
だから雨は
紫陽花の咲く 六月に
静かに降りつづくの
愛を注ぐように・・・
虹のプレゼント添えて・・・
雨と紫陽花
誰にも邪魔されない季節の中で
そっと寄りそう
儚げに咲いて
雨を誘う
花束を空に捧げ
雨を待っている
雨も
自分を待つ紫陽花が好き
待ちわびた季節を越え
やっとめぐり逢える六月
雨は知っている
美しい紫陽花が
移り気なふりして
本当は一途なこと
冷たいふりして
熱く燃える心があることを
だから雨は
紫陽花の咲く 六月に
静かに降りつづくの
愛を注ぐように・・・
虹のプレゼント添えて・・・
雨と紫陽花
誰にも邪魔されない季節の中で
そっと寄りそう
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2011年09月23日
彼岸花
秋の中で
静かに燃える
穏やかな
澄んだ青空の下に
不似合いな
炎燃やす赤
すべてを悟り
口を塞ぎ
心を閉じても
赤き血は流れ
この胸は燃える
抑えてもあふれる
この想いに似て
彼岸花に
熱い想い
気づかされる
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2011年09月11日
ふうせんかずら
やさしい緑のカーテンの中
かわいい風船
揺れている
ぷくりと膨らむ風船が
涼しげに揺れている
白い白い小さな花が
風船のそばで ささやきあって
得意げに咲いている
知ってるよ わたし
その風船の中に
かわいいハートが隠されてるの
やさしいやさしい
三つのハート
お薬みたいに 心に効くよ
私たちもいつか
かわいいハートのしるしになって
また生き続けていけるかな
来年もまた きっと咲けるよ。
だから今から楽しみいっぱい。
小さいけれど知っている。
楽しみやうれしさであふれてる。
来年もまた ここで咲いて
心に 優しさ届けるよ。
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2011年06月27日
クチナシの花

あなたが闇に迷う時
どうか
私をさがして。
眠れない夜
孤独な夜
月明かりもない闇の中で。
甘い香り
風に乗せて
ここにいる、と伝えている。
いつも変わらずに
姿は見えなくても
ずっとそばにいること
あなたは気づく時がくるから。
闇の中で
白い花びらがもえる。
「私はここよ
いつもここにいる。」
そして
ある日
あなたは扉を開けて
はっ として 飛び出すの。
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2011年05月27日
ストロベリー・アイス

ストロベリー・アイス かわいい
5月の風に吹かれ
微笑むように
やわらかいフリルで
少し はにかむように。
恋をした日は
きっと こんな風にほほ染めて
夢を描き
五月の風の中で揺れるもの。
ストロベリー・アイス ささやく
甘くそっと
私の耳元で。
「いつまでも忘れないで。
いつまでも変わらないで。
その心は きれいなままで
瞳の輝く 少女のままでいて。」
ストロベリー・アイス 見上げる。
見つめるわたしを。
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2011年04月30日
れんげの花にうずもれて。

れんげの花にうずもれて
お空を見上げる
こんなにお空は広いこと
知ってたようで知らなかったな
どこまでも空は続くけれど
ここはだれも知らない
わたしだけの秘密の世界
ここにいること
だれにも内緒よ
れんげさんだけにお話しするの
お話ししたいことがいっぱいあるの
誰にも言えない私の夢よ
笑ったらだめよって言ったのに
れんげさん いまクスクス笑ったでしょ。
いいのよ 本当はね
自分でも笑っちゃうの。
私はれんげの花にうずもれて
甘い香りに包まれて
夢中で夢の続きお話ししてる
れんげの花が
優しく私を包んでくれるから
私はとってもうれしくて。
母さんが帰るまで
今だけの秘密の場所。
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2010年10月26日
リリィ
リリィ
君は美しい
秋の中で
輝く
燃える想い内に秘め
何も訊かず
焼きもちも焼かず
すました顔で
気づいていても
気づかないふりで
誇りにあふれ
ツンとして。
秋は静かに
孤独を連れてくる
風も雨も
僕から熱を奪うようだ
リリィ
僕はただ
時間を忘れて
君を見つめる
凛とした君を
美しい君を
今だけの君を。
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2010年09月06日
百日紅(さるすべり)

焼けつくような夏の日差しの中で
百日紅うれしそうに咲いている
今日はお出かけ
待ちきれなくて
少女は
フリルのついたピンクのワンピース
お家の前で
いまかいまかと
うれしそうに待っている
優しい母さんに手を引かれ
お出かけするの
見上げた庭先
見つけたよ
うれしそうな百日紅の花
少女と同じ
フリルをつけて
青空の下
揺れている
少女のように
揺れている
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2010年08月07日
ペチュニア

アスファルトの海
焼けつく舗道に
私は生まれた
誰もいない
誰も通らない場所で
ただひとり
精一杯に。
かわいそう、だとか
さみしそう、だとか
言う人もいるかしら。
どこに生まれて
どんな場所に育つか
それは私には選べなかったことだもの
静かに流れていく時間
夏の光
雲の流れ
雨の優しさ
風の心地良さ
いっぱい
いっぱい知ったから
だからこの場所で
胸を張り
最後まで
誇りに満ちて
私の季節
この夏に
全て燃やして
精一杯咲けたら
それでいいの。
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2010年07月13日
背を正し。

雨の中も背を正し
まっすぐに咲く
白いカラー
白はどこまでも白く
純白で美しく
胸を張る
清らかな少女のよう。
誇りに満ちたその姿に
心洗われて
私もいつもより少し
胸を張って立っている。
自分を律し
美しい生き方を。
カラーのように
すっきりと。
今できることを淡々と。
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2010年06月30日
知っている

夏が来る前の
この静かな雨の季節に
私はひとり
紫陽花色の
レースを編んで
静かにながめる
むらさき色の七変化
見えない場所で
不思議な力が
お花の色を変えている。
紫陽花は
すべてを自分の中に閉じこめて
何も語らずに。
うれしい顔もせず
自慢することもせず
自分の中で抱きしめる
本当は
陽の光 一身に受けながら
しっとりと
さみしげに
雨の中で輝いてみせる
だけど
わたしは知っている
紫陽花の気持ち
よくわかる
紫陽花は
しあわせな花
一番幸せを
知っている花。
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2010年06月26日
あじさいのように。

あじさいは
いつも
雨が恋しい
お日さまの光より
雨に打たれて
自分が輝く花だと知っているから。
この一瞬に
美しく咲きたいと願えばこそ
絵のように
記憶に残る一瞬を。
だからわたしも
あじさいのように
記憶に残る一瞬を残して。
この雨に
すべてを流して
美しく生きていく。
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2010年06月23日
かたばみの記憶

むらさきかたばみ
遠い記憶。
ひっそりと
けれど気がつけは
いつもそばに。
優しい母さんの声がする
午後の庭に
野良犬が聞き耳を立てながら
昼寝する。
私はうれしくて
話しかけてながめる。
「今日は来てくれたのね。
朝はどこに行ってたの?
楽しいことがあったかな?
待ってたよ。」
野良犬は 安心したよ、と言うように
「ふーん」と鼻で大きく息をして
わが家のようにくつろいで
私の話を聴いている。
サッシを開け放ち
光差し込む静かな午後。
そんな庭の隅で
ひっそりとかわいい
むらさきかたばみ
静かに揺れて
おしゃべりな
わたしのお話聴いている。
かたばみもまた
安心したように。
幼いわたしの視線の中に
いつもあった
むらさきかたばみ
ちゃんといつもながめてた。
むらさきかたばみは
幸せな記憶。

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2010年06月16日
あじさい

あじさい
あじさい
雨に濡れて
かがやく
あじさい
あじさい
泣き虫な私に
そっと差し出す
やさしい花束
遠い記憶の中も変わらずに
6月の雨の中
変わらずに
私のそばで
雨に濡れて
微笑む
あじさい
あじさい
雨上がりの
虹を感じさせてくれる花
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2010年05月31日
薔薇の花園

薔薇の花園
ひみつの隠れ家
甘い甘い
薔薇の香り
そっとあなたの耳元で
いざなう妖精
ささやく声を
聴いたあなたは
少しめまいする
薔薇の花園
アーチの中で
五月の風に吹かれたふりして
あなたは
妖精のささやきを聴く
ここはすてきな
秘密の花園
すてきな夢の隠れ家
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2010年05月01日
2010年03月20日
私は桜

命燃やして今年も咲いた
わたしは春の青空が恋しくて
今年も精一杯こうして咲いたの
去年の約束
「また君ときっと逢おう」と・・・
けれど
見上げる空に 青空はなく
貴方を覆う厚い雲
もう何日も曇り空
逢いたい貴方の姿は見えず
私は何日も待ち続けた
来る日も来る日も・・・
雲が立ち込める空の下では
私は雲と同じ白い色
人も私を見上げることもなく
足早に過ぎていく
あの日の約束忘れなかった
静かに貴方と語らいたかった
青空の下
見守られながら
はらはらと舞うことを夢みていたの
突然の雷
強い雨
私はまた次の年へと
望みをつないで
人知れず散っていく
いつの日か
大きな貴方にいだかれて
咲ける日を祈りながら・・・
貴方に逢えること
祈りながら・・・・
「きっと逢いましょう いつかまた」
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2010年02月02日
喜びの花

幾度と季節を越えて
今年で8度目の春
吹雪に閉ざされて
うずくまる日も
荒れ狂う嵐の中で
歯を食いしばる日も
過ぎてみれば
すべては
心を楽にするための
神さまのご慈悲
乗り越えた誇り
貫いた想い
8年の重みが
私を支えてくれる
毎年そばで咲いてくれた
ヒヤシンス
芳しく美しく
人もまた色とりどりの
美しい花のように
私のそばで
私に笑顔と誇りをくれる
これほどまでに
心満たされる
静かな春が来るなんて
ヒヤシンスは喜びの花
微笑んで ただ 見つめる
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2009年07月01日
カサブランカ

甘い香り
めまいを誘う
香りは体が覚えている。
香りと再び逢えたとき
一瞬にして想い出は甦る
美しい記憶
カサブランカ
恋する乙女は
理想の中で
美しい物語を永遠と綴る
すべてを美しいままに
その胸に抱きしめて
傷つくことなく
夢を見ていようとするけれど
誰もそれを許してはくれない
誰も通り過ぎることはできない
美しすぎるカサブランカに
惹かれるように・・・
甘い香り
もう一度・・・
出逢いたいと
願わせる花
めまいを誘う
カサブランカ
大人の世界に誘う花
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2009年03月08日
ミモザ

ミモザ
早春の空に
黄色いぼんぼり
風に揺らす
すべてをもやして
生きてきたから
私の想いはミモザのように
青空にあふれだす
愛はいつまでも
変わらずにこの胸に。
優しい想いを
いっぱいに。
ミモザ 風に揺れ
思い出を誘う
あふれる想いは
春が受けとめてくれる。
見上げる空に
いっぱいの想い出。
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2009年02月20日
クロッカス

あたしは 小さなクロッカス
ここのお庭で迎える春も
もう6度目になるかしら。
お家の人は私を見ると
「かわいい」「かわいい」
うれしそうにつぶやいて
そして
ニコニコ微笑むの。
だから私は早く見てほしくて
まわりの三つ葉がひしめく中で
今年も一生懸命背伸びした
そして今年も早くに咲いて
お家の人に見てもらおうと
つんつんかわいい蕾をつけて
わくわくしながら待っていた
なのになのに気づかない
お家の人は 遠い目をして
お空ばかりを見上げてる
"ここにいるよ
ここにこうして"
あたしは今年もあなたのそばで
可愛くちゃんと咲いてるよ
早くしないと枯れちゃうの
ずっと咲いてはいられない
早く気づいてくれなくちゃ
花の命は終わっちゃう
来る日も来る日も待ちぼうけ
あるお日様がまぶしい日
お家の人が
やっとあたしに気がついた
あたしを見て はっとして
そして「あぁ!!」と声を上げ
泣きそうな目をして言ったのよ
「今年も咲いてくれたのね。
クロッカスかわいい。
ありがとう。
もう 春なのね。」
あたしはずっと聴いていた。
うれしく心に響いてた。
もう お花は終わりなの。
でも精一杯咲いたから。
また来年もこうして
あたしを見てくれるかな。
あたしは黄色いクロッカス。
おしゃまでかわいいクロッカス。
あたしは春を 連れてくるお花。
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2008年09月05日
萩の花咲いた。

萩の花
今年も咲いて
つぶやくように
思い出をたどる
すべてが変わっても
季節はめぐり
また花は咲く
かわいい
小さな花が
私にむかって
語りかける
そう・・そんなこともあったのね
楽しいことも
悲しいことも
そして
ひたむきに生きたのね
だから
もういいのよね
愚かさも
弱さも
秋はわかってくれるもの
また 髪の毛が伸びるといいな
優しく女らしく生きたいの
萩の花
いのち燃やす
静かな秋の中で。
私の大好きな花。
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2008年06月21日
2008年05月30日
薔薇

薔薇を育て
薔薇を見つめ
薔薇を飾り
薔薇を贈る
薔薇は知ってる
愛されるよろこびを。
薔薇は知ってる
愛の痛みも。
知っているから
美しいの
どんな時も
ただ美しく咲いて
ただひたすらに。
薔薇を抱いて
薔薇と語る
薔薇は香る
薔薇の季節。
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