花
2010年05月01日02:17
2010年03月20日23:14
命燃やして今年も咲いた
わたしは春の青空が恋しくて
今年も精一杯こうして咲いたの
去年の約束
「また君ときっと逢おう」と・・・
けれど
見上げる空に 青空はなく
貴方を覆う厚い雲
もう何日も曇り空
逢いたい貴方の姿は見えず
私は何日も待ち続けた
来る日も来る日も・・・
雲が立ち込める空の下では
私は雲と同じ白い色
人も私を見上げることもなく
足早に過ぎていく
あの日の約束忘れなかった
静かに貴方と語らいたかった
青空の下
見守られながら
はらはらと舞うことを夢みていたの
突然の雷
強い雨
私はまた次の年へと
望みをつないで
人知れず散っていく
いつの日か
大きな貴方にいだかれて
咲ける日を祈りながら・・・
貴方に逢えること
祈りながら・・・・
「きっと逢いましょう いつかまた」
2010年02月02日01:01
2009年07月01日00:42
2009年03月08日01:42
2009年02月20日00:13
あたしは 小さなクロッカス
ここのお庭で迎える春も
もう6度目になるかしら。
お家の人は私を見ると
「かわいい」「かわいい」
うれしそうにつぶやいて
そして
ニコニコ微笑むの。
だから私は早く見てほしくて
まわりの三つ葉がひしめく中で
今年も一生懸命背伸びした
そして今年も早くに咲いて
お家の人に見てもらおうと
つんつんかわいい蕾をつけて
わくわくしながら待っていた
なのになのに気づかない
お家の人は 遠い目をして
お空ばかりを見上げてる
"ここにいるよ
ここにこうして"
あたしは今年もあなたのそばで
可愛くちゃんと咲いてるよ
早くしないと枯れちゃうの
ずっと咲いてはいられない
早く気づいてくれなくちゃ
花の命は終わっちゃう
来る日も来る日も待ちぼうけ
あるお日様がまぶしい日
お家の人が
やっとあたしに気がついた
あたしを見て はっとして
そして「あぁ!!」と声を上げ
泣きそうな目をして言ったのよ
「今年も咲いてくれたのね。
クロッカスかわいい。
ありがとう。
もう 春なのね。」
あたしはずっと聴いていた。
うれしく心に響いてた。
もう お花は終わりなの。
でも精一杯咲いたから。
また来年もこうして
あたしを見てくれるかな。
あたしは黄色いクロッカス。
おしゃまでかわいいクロッカス。
あたしは春を 連れてくるお花。
2008年09月05日00:47
2008年06月21日08:00
2008年05月30日21:15
2008年02月15日17:20
2007年09月27日16:23
まだハイビスカスの花が咲いてる
静かな秋の午後の庭で
大きく深呼吸する
かわいいね
こんなに精一杯、
咲いてくれてありがとう
薔薇の蕾もついたのね
ロマンレッドの花びらが
とてもとてもきれいだわ
これからまたお仲間を
いっぱいいっぱい増やしていいかな
この秋は
少しお庭もにぎやかにしていたいの
思ったよりも心の傷は深く
しばらく静かにすごしたい
私のお庭のお花さん
どうか私を見ていてね
私も きれいに咲けてるかな
私の心を見てほしい
少し褒めてくれるかな
私は優しい母さんに
愛情いっぱいもらったの
優しい心で生きること
いつも教えてもらったの
だから
だからもういいの。
自分の人生は
全部自分のものだから。
人のせいにはしないから。
だから私を見ていてね。
ただひたすらに
自分の花を咲かせたい。
私も優しい花を
咲かせたい。
大切なお花たち
いつもそばで咲いてくれてありがとう
どうか今年も来年もその次もずっと
私のそばで咲いていてね。
2007年09月22日18:47
こんなにお空は秋色で
心に染みる青さでも
萩はお空を見上げない
風はそんな萩を心配して
「ほら見てごらん、
あんなに秋の空がきれいだよ。
見ればきっと心も晴れるよ」と
萩のお花を揺さぶるけれど
萩のお花は首振って
やっぱりお空を見上げない。
「私のなかに想い出を
いっぱいいっぱい抱えているの
小さい花のひとつひとつが
私の大切な思い出だから。」
秋の雨は
もうしわけなさそうに
「こんなにあなたを濡らしたら
ますますお空が見れないね。
涙をためてうつむいている
あなたを見てるとつらくなる」
けれど
萩はそっと微笑んで
そして静かに言いました。
「私はこれでしあわせよ。
私の中に秋があるの。
本当は私が秋の中で
一番一番幸せな花。
私はそれを知ってるの
だから私は目立たぬように
静かにそっと咲きたいの」
萩の花 優しい。
あふれる想いは花の中に。
ささやかな秋の喜びを
そっと教えてくれる花
優しい秋を感じさせてくれる花。
2007年06月19日17:00
お庭の隅にひっそりと
むらさきかたばみの花咲いた
幼い頃
いつもそばに咲いていた
かわいい可憐なむらさきかたばみ
咲いているとうれしかった
ピンクのかわいい花びら
そばに飾っておきたくても
摘んでしまうとすぐにしぼんでしまう
咲いている花を見守ることが
大切にすることだということも
幼いながらに知った
幼い頃
部屋のサッシを開け放ち
風を感じながら
母のそばですごすことが
何より私はうれしかった
母はずっと仕事でいそがしかったけれど
家ですごすときは
洋裁や編み物をしていた。
母に教えてもらいながら
母のふっくらとした優しい手を見ていた。
母と同じことができることが
なによりうれしかった。
静かに時間が過ぎていく。
庭に咲く花は静かに風に揺れていた。
それはとても幸せな記憶。
ずっと母のそばにいたかった
優しい母がすべてだった
気がつけば
むらさきかたばみ ひっそりと
いつのまにか庭に咲いていた
見守る私
見守られる私
幼い心そのままに
今も静かに咲いている
むらさきかたばみ
幼い日の私
2006年07月15日21:04
2006年07月11日09:50
家を建てたとき
母がこの薔薇を私にくれた
深紅の花びらがとても美しい
母がくれた大切な薔薇
つる薔薇の「かざぐるま」
いつも庭に咲いてうれしい
「子育てしている間は
とにかくがんばれ
みんな通ってきた道なのだから
黙ってがんばって」 が
いつもの 母のくちぐせ
薔薇は栄養がいっぱい必要
そして手入れが一番大切
花は育てる人の心を映すのだ
そして人も同じ
優雅に薔薇をながめながら
素敵な音楽を聴き
ゆったりとお茶をいただく
いつかそんな日々にたどり着きたいなぁ
あこがれのローズガーデンは
夢のまた夢
けれど今は 息子のためにもがんばろう
まわりつづけるかざぐるま
風に向かって。
とまることなく今日も。
2006年07月06日17:30
2006年07月05日10:23
2006年07月05日09:51
2006年07月03日17:57
2006年07月01日22:41
2006年06月30日23:31
2006年03月27日18:18
ミモザ 風にゆれて
ふわりふわり
青空の下で
ほわりほわり
思い出の中の
黄色いワンピースの少女が
風の中でやわらかく飛び跳ねる
少女は無邪気な笑顔で
悲しみも知らないままで・・・
ミモザ 風にゆれて
ふわりふわり
おしゃべりな少女が
にこりにこり
遠い記憶
ミモザの季節
夢の中で
ふわりふわり
ふわりふわり
青空の下で
ほわりほわり
思い出の中の
黄色いワンピースの少女が
風の中でやわらかく飛び跳ねる
少女は無邪気な笑顔で
悲しみも知らないままで・・・
ミモザ 風にゆれて
ふわりふわり
おしゃべりな少女が
にこりにこり
遠い記憶
ミモザの季節
夢の中で
ふわりふわり
2006年02月03日00:52
むらさきかたばみは
幼い日のわたし
今もそばで咲いて
あの日の瞳で
わたしを見つめてくれる花
そして
むらさきかたばみは
わたしの幸せな記憶
幼い日のわたし
今もそばで咲いて
あの日の瞳で
わたしを見つめてくれる花
そして
むらさきかたばみは
わたしの幸せな記憶
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のりえ
大切なことを
学び続ける人生にします。
「日々是精進」
sinse 2006.1.12
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