レビュー
2010年10月09日23:50相田みつをさんの世界に寄せて

何が大切か
忘れてしまうとき
人生に迷う時
いつもそこに
あなたの言葉がありました。
何もなければ
何もわからなかった。
弱虫で
頑張れない自分がいるとき
あなたは そっと
「にんげんだもの」と
語りかけてくれました。
自分らしく生きるとき
輝くいのちがそこにあるということ
今やっとあなたの言葉がわかるのです。
私の根っこは育っているか
あなたの言葉は
問いかけてくれます。
******
2005年の春のことです。
敬愛する友人二人に案内していただきながら
東京の 相田みつを美術館に行きました。
みつをさんの「逢」という書も感動しますが
人は誰も 逢うべくしてであっているのだと
私はしみじみと思います。
人生のすべてに意味があるものなのだなぁ
その時 「おかげさん」という
日めくりを買いました。
今日も 静かにながめています。
とても深い言葉です。
その時のパンフレットもあの日から
毎日ながめています。
毎日 みつをさんに
心の栄養をいただきました。
あれから・・5年。
おかげさまで
あの時よりずっと
自分らしく
生きているように思います。
すべての出逢い
みつをさんの言葉に
心からの感謝を。

著者:相田 みつを
販売元:角川書店
発売日:2000-06
おすすめ度:

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著者:相田みつを
販売元:ダイヤモンド社
発売日:2009-12-22
おすすめ度:

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2010年08月28日08:45「星とタンポポ」に寄せて

お空と地を逆さにして
宇宙から見つめる地球をふと思う
見上げる空に限りなく
きれいな星がみえるけれど
星から私は見えないこと
誰もが知っていることだけれど。
見えないものが愛おしい
それは確かに私の中の
静かに広がる宇宙の中で
見えないものを育ててる
形にならなくても満たされる
幸せは目に見えない
だからこんなにうれしくて
ただ この胸で抱きしめられる
*****
みすゞさんの言葉
みすゞさんの心は
この心を少女に戻し
優しい気持ちで生きることを教えてくださいます。
見えるものより
見えないものが大事だということ
見えないところこそ美しく
それが人としての誇りのように思います。
大好きなみすゞさんは
私のふるさと 山口の誇りです。
写真は唐戸商店街の中のシャッターに描かれた
詩と絵です。
「見えぬけれどもあるんだよ
見えぬものでもあるんだよ」
この本と出逢い 私はみすゞさんが大好きになりました。
本当に みすゞさんのつぶやくような声が聴こえてきそうな
素敵な本です。
2009年03月24日02:50「星の王子さま」に寄せて
この世で一番美しく
この世で一番かなしい景色を
あなたは見たことがありますか
消えた星の王子さまを想い
見上げる夜空に
果てしなく広がるさみしさ
たとえこの世でたったひとつの
かけがえのない花になれたとしても
遠く旅する星の王子さまを
ただ待ち続けた薔薇の孤独
ともに生きた記憶
ありふれた日常の
なにげない語らい中にあった幸せ
大切なものは記憶の中に。
夜空に輝く星の数ほどに。
咲きほこる薔薇の 花びらの中に。
星の王子さま―オリジナル版
著者:サン=テグジュペリ
販売元:岩波書店
発売日:2000-03
おすすめ度:
クチコミを見る
*****
たったひとつの花はそのとき
『「あたくし,ばかでした」と,花は,やっと,王子さまに言いました。
「ごめんなさい。おしあわせでね・・・・・」』
と言いました。
花の真心、精一杯の優しさと愛情、そして花の誇りを
私は感じるのです。
「かんじんなことは,目には見えない。」
その言葉の意味を私たちは人生という長い旅路のなかで
遠く星を旅するように探し続けます。
『<この王子さまの寝顔を見ると,
ぼくは涙のでるほどうれしいんだが,
それも,この王子さまが,
一輪の花をいつまでも忘れずにいるからなんだ。・・・>』
その言葉がとても心に沁みます。
そしてその意味がやっと実感できる自分になれつつあります。
切なさや 痛みを乗り越えて
人として優しくなれ 誇れる自分になれるように思います。
星の王子さまを
いつもこの胸に。
この世で一番かなしい景色を
あなたは見たことがありますか
消えた星の王子さまを想い
見上げる夜空に
果てしなく広がるさみしさ
たとえこの世でたったひとつの
かけがえのない花になれたとしても
遠く旅する星の王子さまを
ただ待ち続けた薔薇の孤独
ともに生きた記憶
ありふれた日常の
なにげない語らい中にあった幸せ
大切なものは記憶の中に。
夜空に輝く星の数ほどに。
咲きほこる薔薇の 花びらの中に。

著者:サン=テグジュペリ
販売元:岩波書店
発売日:2000-03
おすすめ度:

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たったひとつの花はそのとき
『「あたくし,ばかでした」と,花は,やっと,王子さまに言いました。
「ごめんなさい。おしあわせでね・・・・・」』
と言いました。
花の真心、精一杯の優しさと愛情、そして花の誇りを
私は感じるのです。
「かんじんなことは,目には見えない。」
その言葉の意味を私たちは人生という長い旅路のなかで
遠く星を旅するように探し続けます。
『<この王子さまの寝顔を見ると,
ぼくは涙のでるほどうれしいんだが,
それも,この王子さまが,
一輪の花をいつまでも忘れずにいるからなんだ。・・・>』
その言葉がとても心に沁みます。
そしてその意味がやっと実感できる自分になれつつあります。
切なさや 痛みを乗り越えて
人として優しくなれ 誇れる自分になれるように思います。
星の王子さまを
いつもこの胸に。