のりえの音楽の輪・別館

言葉は憧れ、言葉は人生。そして、言葉は心を解き放す自由の翼です。

ハナニラ

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お日さまが射せば
うれしそうに空に向かって咲く。

わいわい
うれしそうにおしゃべりしながら。

「春だものね」

「うれしいね」

「春は賑やかでなくちゃね」

「空と同じ色で咲こうね」

誇らしげに顔を上げて。

春霞の空と 同じ青さで
ハナニラは咲いている。

春の中で咲いている。

梅の蕾のむこう。

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ぷっくりとふくらんだ
梅のつぼみの向こう側。
寄り添うふたつの かわいい命。
くっついたまま 語らう。

「もうすぐ春がくるからね。」
「うんうん もうすぐくるね。」

まだ風はつめたいけれど
一緒にいるから温かい。

「やっと春が来るよね。」
「待ちきれないね。」

大きな世界の小さな命。
寄り添うふたつの 幸せな命。
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春はまぼろし

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春はまぼろし

すべてが優しげに
そっと寄り添うように

手の届く場所にありそうに見えて

掴んだつもりの
この手の中には 何もない

今年もわたしは
菜の花畑で待ちぼうけ

春はまぼろし
春はまぼろし

夢と希望は霞の中で 
遠くに見える

儚げな風景画


今日から春。

春は わたしに教えてくれる。
今日から春と 教えてくれる。

三月になると
わたしはいつも待ちきれなくて
そわそわと 外に出て
春の空気を確かめてみる。

春はわたしの季節なの。

ずっとそう思って生きてきた。
だってわたしは三月生まれ。
春に生まれてきたのだもの。

だからちょっとだけ自信があるの。

明日、春になるかは まだわからない。
だけど わたし
今日、春になったということはわかる。

春だけは はっきりと
「今日から春です」と告げてくれる。

わたしにちゃんと教えてくれる。

わたしも春の仲間なの。
だから きっとわかるのね。

わたしも 
春のお花といっしょに
陽を浴びて咲きたいな。

春は意外にきっぱりと。

はっきりと大切なこと、
教えてくれる季節。

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春に近づく。

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春の陽ざし
感じた朝は
希望も胸に満ちてくる

花は微笑み、
鳥も歌う。

「もうすぐ春だよね」
「待ち遠しいね」

春は心で感じるもの。

自然の中で一緒に微笑む。

感じた春に一歩ずつ
自分の足で進んでいこう。

れんげ畑

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れんげ畑に飛び込んで
あたしは春の中で
ぐるぐる ぐるぐる

あたしはひたすらころがって
どこまでも
ぐるぐるぐるぐる

春が好きなの
あたしには春が一番。

ほんとは春は
とてもかなしい季節。

だからこんなに花も咲いて
心の中を埋めつくすように
れんげも咲いてくれること
あたし 知っているの。

ぐるぐるぐるぐる
どこまでも転がって

起き上ったときには
あら不思議!

少女のあたしが立っている。

そんな気がするれんげ畑。

***
写真は今月6日に
お友達と三人でお食事に周南市に出かけた時に見た
れんげ畑です。

春はミモザ。

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晴れやかな空に
ミモザが跳ねる。

今年もちゃんと、
春が来たこと
教えてくれる。

旅立ったのは
確かに春。

あれから
時は流れて・・・・

人はきっと
帰りたい場所があるから
がんばれるの。

いつか
「お帰り。待っていたよ。」って、
頭を撫でてもらいたくて

あたしは
必死でがんばっている。

今はひとり、
春の中で
歓び跳ねるミモザを見上げながら
がんばっている。
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つくし

つんつん つくし
出ておいで。

春が来たから
出てきたと、
わたしの前で笑ってみせて。

つんつん つくし
出ておいで。

だって春だもの、
呼ばれた気がしたの、と

おちゃめに
ちょっぴり胸張って、
私の顔を見上げてみせて。

つんつん つくし
待ってるの。

うれしい春を
連れてきて。

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野の花を。

少女は
野の花を
ひとつひとつ摘んで
胸に抱いて微笑む

花束が大きくなると
その目はますます
きらきらと輝き、
うふふ、と見つめる。

「その花は誰にあげるの?」
そんな問いかけに

「秘密だから教えられないの」

少女はうれしそうに答える。

野の花のブーケ
手の中いっぱい。

少女は
春を抱きしめる。

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***
写真は レースの作品のコサージュです。
あの日の少女に逢いたくなったら
花束を作ろう。
レースでも花束が作れる。
そう思って作った作品です。

すずめ

春の山には鶯が
美しい声で優雅に鳴くよ

春の空には雲雀が
空に向かって晴れがましく鳴くよ

春の街には
ツバメの夫婦が
長い旅を終えて
うれしそうに鳴くよ。

人はみな、はっとして
立ちどまりその声を聴いて
顔をあげて姿を探すよ

わたしはいつもこのあたり、
ずっと住んでて
朝に夕ににぎやかにしているけれど

だれも顔も上げないし
誰も探してもくれないの。

だけど
ときどき声がかかるよ

「やぁ、今日も元気だね。」
「あら、なんだそこにいたの」

けっこうこれでもうれしいものよ。
気も使わずに
遊びに行って
お庭で遊んで帰ってくるの。

特別扱いはされないけれど
それがなんだかうれしいの。

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***
庭に出れば 鳥の声に癒されます。
そしていつもそばにいるすずめがとてもかわいらしく目に映り
微笑んで見上げました。

春の新人。

はじめまして
あたしたち

この春入った新人です。

今日のために母さんが
光を受けて輝くように
きれいな春色のお洋服、
色違いで作ってくれて、

自分で言うのもなんですが
なかなか似合って気に入ってます。

きゃー もう なんか緊張する。
何を言ってるのかわからなくなっちゃった〜。

わからなくなったと言いながら
自分のアピールだけは忘れない。

そのうちわいわいきゃーきゃーと
新人たちは大騒ぎ。

あんな頃もあったねと
ベテランさんは
過去と未来を行き来して微笑む。

春は勢いを増しながら

どこもかしこもにぎやかに
春のお花畑は大賑わい。
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***
庭に咲いたリナリアです。
元気いっぱいうれしそうに咲いて
とても可愛いお花です。

襟を正し。

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あふれる想いだけで
懸命に動いてきたけれど

喜んでいただけることが
どれほどあったのだろう。

未熟さが身に沁みる、
動けば動くほどに。

もう一度一から、

春だもの。

襟を正し
きちんと立って

理想に向かって
努力してみたい。

求めるものは
ほんとうは

自分の中にあるのだから。

***
私の一生の課題としては
日舞もこつこつと学んで行きたいと考えています。

睡魔が襲う。

編み物してたら
睡魔が襲う
パソコン見てたら
睡魔が襲う

 やりたいことは
 いっぱいあるのに。

運転してたら
睡魔が襲う
湯船につかれば
睡魔が襲う

 気を抜けば
 大変なことになるのに。

一生勉強、と机に向かえば
睡魔が襲う
この人生を真剣に考えてみたいのに
睡魔が襲う

  あぁ
  なんてことなの

だからわたしは
いつも目を大きくひらいて
瞼が下りてこないように
がんばっている

変なことでがんばっている。
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ほんとは春は。

ほんとは春は
さみしい季節。

これはこれで終わりなさい、と
神さまの厳しい判断が下れば

後ろ髪を引かれていても
ばっさりと切り離されて

ひとりでもう立ちなさい、と
新しい世界に
放り出される

さみしくて
泣きたくて
もどりたくて
ただ途方にくれて
うずくまりそうになる私に

神さまは
色とりどりの花と
優しい風と
明るい陽ざしをくれて

すべてはもう動き始めている、
さあ行きなさい、と
強く背中を押されるのですね。

ほんとは春は
試練の季節

夢の儚さを知る
さみしい季節。
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***
写真はわが家に咲いたクリスマスローズです。

あした咲くよ

春が来たよ
春が来たよ

うれしくて

お空に向かって
ぐんぐん伸びて

私はもうすぐ
可憐に咲くよ

春が来ること待っていた
花に埋もれて待っていた

さぁ出番だよ
みんなの声がして
私はうれしくて飛び出した

ありがとう
青空の祝福受けながら

きっと私
あした咲く。
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誕生日

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今日はわたしの誕生日

大安吉日 誕生日

長く苦しい修行を終えて
出発進行 旅立つ日

すべては神さまの決めること。

悲しい過去も
つらい日も

今日から振り出し 再出発。

今日はわたしの誕生日

春の陽受けて 旅立つ日。

大安吉日 出発だ!


***
写真は私の編んだレースのドイリーの新作です。
きれいに編めました。

決断

強い薬を
オブラートに包んで飲むように

三月という
やさしい季節に包まれて
厳しい別れがやってくる

そう 三月は
別れを覚悟できる月。

心の中に メスを持った
白衣の医者が決断を迫る。

点滴を引いて歩く
そんな自分に
もう手術しかないと迫る。

手遅れにならないうちに
今しかないと きっぱりと告げる。

三月だから
覚悟を決めて

三月だから
思い切る。

もう一度 生まれ変わり、
ひとりで歩きだすために。

三月という
やさしい季節があるうちに。

心を
決める。

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春は黄色

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生きろ、生きろと
黄色い花が
春を連れてくる

春の黄色は
光を集めたような
鮮やかな明るい黄色。

希望の色。

もうすぐ桜のそばで
菜の花も輝くよ。

可愛い少女のように
微笑むよ
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待ちわびたはずの
春は

ただ切なくて

見上げる空に
滲む青空

春がこわい
春がこわい

こんな春は初めてだから

せめて
せめて

晴れやかに
にぎやかに
花を飾る

いつか

お空に大きな穴が開いて
天使が舞い降りてくるの?

ただ立ちつくす

春の風の中






春はもうすぐ

春はもうすぐ

長い冬も
いつか春に。

やさしい
あたたかな
陽ざしにみちた
春はもうすぐ

梅のつぼみ
ふくらんで
うれしい春を
教えてくれる

小鳥たちは
梅の木の上で
もうすぐ春だよと
歌ってくれる

やわらかな陽ざし
注がれる
哀しみのむこう

穏やかに
みちたりる
春はもうすぐ

この胸に
春の光
少しずつ注ぐ。
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春の風

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春の風
春の風
やさしい

さよならを乗り越えて
ひとり立つ君に

さぁ行きなさいと
ささやく

花は舞い
風の中
どこまでも・・・

さみしさも
乗り越えて

君もきっと飛べるから

たどり着ける
新しい場所


誰かがそこで
君を待っている


孤独を乗り越えて
新しい世界へ

春の風
春の風
見守っているよ

春の雨

突然の春の雨

このまま濡れていきましょう

春の雨は優しいから。

出逢いと別れ繰り返しても
消えない記憶

雨の中も風の中も
甦る悲しみ

忘れないのは その記憶を
自分がいつまでも
抱きしめていたいものだからでしょう。

いつか優しい春の風に吹かれ
穏やかな光に包まれて

思い出さない自分がいるとしたら

やっと心が解き放された時。

私はとても自由でしょう。

だから・・・

静かに時を重ねましょう。

長い長い人生だから。

時には春の雨に濡れながら。



三月が好き

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三月が好き

生まれたときから
きっと。

初めて感じた
光も風も
眼に映るものすべて

それは三月から始まった

私にとってはすべて・・・・

沈丁花 水仙 ヒヤシンス
いい香りに包まれる穏やかな季節に

やさしい母の愛に包まれながら
私は生まれた

生まれたときから
私は幸せだった

きっと誰よりも・・・

だから何があったって
私は大丈夫
どんな時も・・・・


三月が好き

祝福に包まれる季節

生まれてきた歓びを
かみしめる季節

しっかりと。

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春の中で
静かに想う

人は孤独の中がいい。

ちゃんと一人で立つために。


甘えすぎたり
もたれかかったり

そんなことせず
しっかり自分で立つために。

春は人に出逢う季節

だから
自分を見つめよう

もう一度
しっかりと。

しっかりと立つために。

野の花摘んで。

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野の花摘んで
春の中

この手いっぱい
春の中

すてきな花束
胸に抱き

幸せを今 かみしめよう。


何も何も変わらない。
幼い頃からなにひとつ。

ずっとずっと変わらない。

それがとてもうれしくて
お空見上げて深呼吸。

春に生まれて幸せだから。

春は春は私の中に。

愛もずっとこの胸に。

野の花摘んで
春の中

心にかわいい花束ひとつ。

****
花束は

れんげ
すみれ
つくし
ホトケノザ
たんぽぽ
菜の花
ぺんぺん草
クローバー

ミモザ

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ミモザ
早春の空に

黄色いぼんぼり
風に揺らす

すべてをもやして
生きてきたから

私の想いはミモザのように
青空にあふれだす

愛はいつまでも
変わらずにこの胸に。

優しい想いを
いっぱいに。

ミモザ 風に揺れ

思い出を誘う

あふれる想いは
春が受けとめてくれる。

見上げる空に
いっぱいの想い出。

「優しい春が」

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優しい春がもうすぐだから
さくら色のレースを編んだ

優しい春の香りがした
静かに花は咲いていてくれた

もう一度心を
少女に戻して

もう一度愛を
始めてみよう

ある日 強い春の風が吹いて
春を知らせる便りが届いた

さみしい胸に降り積もった
白い雪は いつかとけていた

もうすぐ春が
春がくると

ささやく声が耳元で聴こえる


優しい春がもうすぐだから
さくら色のレースを編んだ

うれしい春はもうすぐそこに。

祝福

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沈丁花の花
夜の中で より甘く香る

見えなくても
闇の中で花の咲く姿を感じる

春は
抱え込んでいた重い荷物を降ろす季節

ぎゅうぎゅうに詰まった
荷物を広げ整理する。

試練と感じたことも
自分を楽にしてくれる
神様のご慈悲

心を軽く
すっきりと

さぁ お行きなさい、と
背中を押される

そして
甘い香りの祝福

すっきりと軽くなった荷物を手に
また旅立とう

新しい春の中で。

ミモザの季節

ミモザ 風にゆれて
ふわりふわり

青空の下で
ほわりほわり

思い出の中の
黄色いワンピースの少女が
風の中でやわらかく飛び跳ねる

少女は無邪気な笑顔で
悲しみも知らないままで・・・

ミモザ 風にゆれて
ふわりふわり

おしゃべりな少女が
にこりにこり

遠い記憶
ミモザの季節

夢の中で
ふわりふわり

「春の空」

春の空
見あげた

青い空の
ずっとずっと先の
はるか彼方まで
目を凝らすように。

そして
私は大きく息を吸い
空に向かい
微笑んで
目を閉じる

春の風
春の香り
春の陽ざし

みんなみんな優しい

春に包まれて
私は少女に戻っていく

幸せな春の風景が
心の中に広がる

無邪気な少女が
今も私の中で笑っている

春の空
見あげて

ぽろり涙 
こぼれる

水仙

水仙の花
今年も咲いて

春が来たと
おしえてくれる

厳しい冬を越えて
今年もこの場所で

誇らしげにまっすぐと。

甘く香る
春の香り

かわらない
やさしい香り

そして教えてくれる

季節は心で
感じるものだと。
Profile

のりえ

大切なことを
学び続ける人生にします。
「日々是精進」
sinse 2006.1.12

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