のりえの音楽の輪・別館

言葉は憧れ、言葉は人生。そして、言葉は心を解き放す自由の翼です。

2007年03月

錦帯橋

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水面に映る錦帯橋
美しいその姿
眺めるだけで誇らしい

桜の花 今年も咲いて
穏かな春を教えてくれる
今年も眺められるよろこび
かみしめる

桜の花越しに眺める
錦帯橋は
あまりにも美しい

桜並木の川沿い
語らう人も和やかに
ほのぼのと
うれしい春がやってきた

美しい錦帯橋
心にも錦の帯をかけて。

弥生の空に。

弥生の空に
待ちわびる

さくら吹雪を
待ちわびる

どんなにつらく
哀しいことも
さくらの花が呑みこんで
また新しい人生をと教えてくれる
潔く美しい人生をと教えてくれる

花びらの舞う中で
いつも空を見上げることに憧れる
一瞬の夢でも
夢を見れればそれも素晴らしい。

愛されたことも
愛したことも
すべてが想い出になったとしても
また さくら吹雪の中に立ちたい

すべてを美しい想い出に変えて
また歩き出せる

弥生の空に
待っている

さくら吹雪を
待っている

京都・国宝三十三間堂

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何も知らず家族のあとを歩いた
長いお堂の中に
何があるのかも知らなかった

"いったいここの何が国宝なのだろう"
何も判らずに思ってしまった
自分の愚かさを今も恥じている。

中に入ってあまりの驚きに震えた
感動で動けなかった。
あまりにも尊いその姿に・・。


1001体の観音さまが
私を迎えてくれたのだ。

うれしくてたまらなかった。

私はきっと導かれて
この場所に来た

私が一番 必要としていたことを
観音様は知っていてくださって
こうして静かに
私を迎えてくれたのだ

静寂の中で
心に語りかける
この心に静かに・・。

無限のご慈悲が私に
降りそそがれた瞬間

もう一度優しさを取り戻し
生きていけると思った

また人を愛し 
生きていけると思った

言葉にならない安心感

この心に
いつも小さな観音様を。

真実

耳をふさぎ
何も聴こえなければ
何も知らずにすんだかもしれない

聴きたい言葉しか
聴かずにすむ人生を選ぶならば
それもきっとできるだろう

この目に
映したいものしか映さず
見たくないものは見ずにすむのなら
人は誰も苦しまないだろう

けれど
それは偽りだ

偽りの中で酔ってみても
きっとそれは悲しい

すべてを救ってくれるは
他でもない「真実」
自分を最後の最後に救ってくれるのは
「本当のこと」しかない。
真実を知れない自分であるならば
それはとても悲しい。

何もかも知って
すべてを受け止めよう。
たとえ傷ついても
真実を知れる自分は
誇れる自分だ。

自分の心を確かめて
前に進もう

優しい心で生きていくために。

「ボトル・レタア」に寄せて。

まだ海も知らなかった
海を見たことのない少女だった。

あこがれは
この歌とともに
果てしない海を
この心に広げた

この町から出られない
出たことがない
出られないかもしれない

山しか知らなかった。

けれど
きっといつかこの歌のような
穏かで大きな海を
この目で見たい

こんなささやかなことが
自分にとって大きな夢だった幼い日々

この歌で穏かな海を見ていた。

それは私にとって 祈りの歌だった。


私の祈りの詰まった瓶は
大きな海原をゆっくりと
ゆっくりと流れていった

想いはいつか届く
そして叶う

不思議な力に導かれながら。

***************

「ボトル・レタア」
   歌:野口五郎
  作詞:麻生香太郎
作・編曲:東海林修

「ボトル・レタア」
Profile

のりえ

大切なことを
学び続ける人生にします。
「日々是精進」
sinse 2006.1.12

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