クリスマスイヴの朝
天使が舞い降りて言いました。
「真実を知らせにきました」と。
寒い寒いクリスマスイブの朝、
ぬくもりを求める静かな時に。
なんの用意もできない
その瞬間、
天使は真実を広げて
そっと見せました。
「さぁ ごらんなさい。
私がその痛みを取ってあげましょう」
慈しみの手がそっと
差し出されたクリスマス。
仰ぎ見る宙には
美しい安らぎの国
新しい旅立ちへと誘う
静かな静かなクリスマスイヴ。
哀しみの向こう、
慈しみの光が注がれた一日。
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写真はミッチーさんの写真です。
お気に入りの写真なので飾らせていただきました。