咲き続ける花はなし。

人はだれも
美しい花に憧れ
美しい花をそばに置いて安心する。

けれど
ずっと変わることはない美しい花を
日々ながめることはなし。

生きている花は
日々変わり
やがて枯れゆく。

人は常にその姿を
無意識に見つめる。

花が咲くまでの姿、
咲き誇る姿、
花が枯れるまでの姿。

生きていることは
その姿を見せること。

変わりゆく姿を示すこと。

そのすべてが
自分という花の姿。

自分らしいと
思える人生でありたい。

咲き続ける花はなし。

だからこそ
私らしく。

いまいちど 懸命に。

DSCF5316