菜の花咲いて
今年もひとり。
さみしさに慣れたから
もうわたし、待たないの。
春はかなしい季節だから
こんなにやさしく風が吹き
明るい花がいっぱい咲くと
やっとわかって心を決める。
隠れ続けてきたわたし。
もう出ておいでと呼ぶひとは
お日さましかいないのね。
菜の花畑でわたしはひとり。
朧月夜に涙をぬぐう。
帰りたいあの場所は
遥かに遠い空の果て。
それでも春が来るまでは
生きてみようと考える。
忘れかけたあの声が
聞こえてくることを夢に見る。
言葉は憧れ、言葉は人生。そして、言葉は心を解き放す自由の翼です。
のりえ
大切なことを
学び続ける人生にします。
「日々是精進」
sinse 2006.1.12