その列車は
お空を飛びました

たくさんの夢も見れました
ロマンチックな夢でした。

「さぁ乗りなさい」

私に手渡された
切符の行き先は

遠くさみしい空の果て

その列車が
お空の上しか走れない列車だと
どうして気づかなかったのでしょう

ひたむきであればあるほどに
加速がついて終着駅へと・・・・。


最初に与えられた切符が
この切符でなかったら・・・

私に手渡された切符が
こんな列車の切符でなかったら・・・

けれどそれも夢のあとさき
すべて私の負う人生