夏が来る前の
この静かな雨の季節に
私はひとり
紫陽花色の
レースを編んで
静かにながめる
むらさき色の七変化
見えない場所で
不思議な力が
お花の色を変えている。
紫陽花は
すべてを自分の中に閉じこめて
何も語らずに。
うれしい顔もせず
自慢することもせず
自分の中で抱きしめる
本当は
陽の光 一身に受けながら
しっとりと
さみしげに
雨の中で輝いてみせる
だけど
わたしは知っている
紫陽花の気持ち
よくわかる
紫陽花は
しあわせな花
一番幸せを
知っている花。
言葉は憧れ、言葉は人生。そして、言葉は心を解き放す自由の翼です。
のりえ
大切なことを
学び続ける人生にします。
「日々是精進」
sinse 2006.1.12