「執着が妨げになる。」
私も やっとこの年齢になって
いろんなことが受け入れられるようになりました。
これまでは 頭ではわかっていても
どこかで納得できなかったことが たくさんありました。

年を重ねないとわからないことがある、ということを実感します。

考えてみると 私の人生、
金銭的に困ったことはなく、
また 仕事運にも恵まれてきたように思います。

けれど そう思えるのは自分が
お金や仕事に執着していないから気にならない、
ということではないかなぁ、と思うのです。

もし 私ではない別の人がこの人生を生きていたら
これでは不足だと感じるかもしれません。

考えてみると 私は そういうことについては
淡々と受けとめたり、動いたりできるからではないかと
感じるようになりました。

人間、
これだけは頑張って結果を出したい、
これだけはやり遂げなくてはならない、
これだけは絶対失いたくない、 と
執着するものに限って

結果は出ず、
途中であきらめることとなり
手放すようになってしまうような結果になる、のではないかと
生きてきて 感じます。
そうなる理由は 執着するがゆえ、
自分を見失うからです。

これ以上頑張れない、
これ以上の事は出来ない、という
自分の限界のところまで頑張っても
そういう状態での極限状態では すべての歯車が狂ってしまい
報われることはありません。

そういう面で 私は大変未熟であった、
という気がします。

普通に 淡々と 動くことがいかに大事か、
そのことを最近とても考えますし、
前の自分より 成長できたような気がします。

すべては 経験したことによる学びがあればこそですが
色々な事が冷静に見える今、これからの人生は
私は それほど失敗することはないと考えています。

(2015.08.29)