海
2022年10月02日00:14
2021年06月30日15:48
2018年10月23日15:04
海は
わたしのものではないけれど
わたしの孤独を満たしてくれる
誰にも言えない
秘密の話も
波音で他に聞こえないようにして
優しくそばで 聴いていてくれる
秋は
海が恋しい
秘密の打ち明け話を
聴いてほしくなる
秋の海
2018年02月21日15:09
波打つ海にひとり立つ。
今は泣かない。
泣くものか。
私は泣いてる場合じゃないんだ。
そう思いながら
だんだんと表情を失くしていった。
だから今日は
海が見たいと思った。
波しぶきが
負けるな、と
私の涙を受けとめてくれた。
私だけが 立ちつくす海。
2016年11月24日18:18
沈む夕陽を見送るように
夢を見送る時もある。
欲しくてたまらなかったものが
手に入らなかったのは
ほんとうは
掴めなかったからでなく、
自分で掴まなかったから。
すべては 心次第で決まるもの。
見送る夢は 夕陽と同じ。
この空を鮮やかに染めながら
美しく消えてゆく。
それでも
こうして生きていられるのは
また明日になれば何かが変わって、
見送り続けた夢を
この手で掴める日が来るかもしれないと、
希望を持っているから。
祈りの中で
いつかきっと、と
人は夕陽を見送っている。
2015年07月11日08:56
夏を待ちきれなくて
海に走った。
水平線はこんなにも近く
あざやかに見えるけれど
きっと どこまでいっても
たどりつけない。
大きい海よ
晴れやかに
「すべてはみんな
小さなことさ」、って笑って。
海のそばで
ころころと転がって
砂まみれになって
横たわって空と波を見つめたら
私は何事もなかったかのように
また いつもの場所へと帰っていく。
涼しい顔で 夏を越えて行く。
2015年01月09日09:37
ふと顔を上げて 窓の外を見た。
夕焼けに包まれた ピンク色の家並みに
思わず外に飛び出して 海まで走った。
「間にあったね。待っていたよ。」
美しい夕日が
穏やかに私を迎えてくれる。
「忙しかったの。ごめんなさい。」
心で夕日と語らう時間。
穏やかに満ちる時。
夕日に照らされて輝くさざ波。
優しい風景にほっとする。
日没まであとすこし。
沈む瞬間は見ないの。
だってさみしくなるから。
「どうか私を見送ってね」
私は夕日に背を向けて歩き出す。
「ありがとう。またあした。」
背中を押す声に 私は微笑むけれど
胸が熱くて泣きそうになってる。
「また来るね。
これからは もっといっぱい。」
歩きながら 私はつぶやくの。
2014年05月23日15:51
朝焼けの海に
こぎ出す船が
静かに海を滑っていく
見渡す限り
うろこの雲は
新しい光で染められて
長い夜は
明けたのだと
私に告げている
さまよい続け
たどり着いたこの海
どこに向かうか
今はわからないけれど
光射すほうに
こぎ出してみたい。
ほんの一瞬の
鮮やかな朝焼けが
旅立ちの背中を押している。
****
写真は指宿のホテルで見た朝焼けです。
まだ5時前でした。
あっという間に消えてしまいました。
一瞬ですが 素晴らしい空でした。
2014年04月10日00:00
四月の海に
ひとり立つ
誰も来ない
四月の海
四月の海に
春を求めても
知らん顔して
波を打ちつける
「春なんてつまらない季節さ。
みんな桜に夢中だからね」
岩は黙って受けとめている。
もう少しの辛抱だと
岩は黙って耐えている。
白く広がる波しぶき
四月の海は
少しさみしい
強い風のせいにして
荒れている
忘れられたと思い
荒れている
2011年07月24日01:45
2011年07月16日00:01
静かな海を
黄金色に染めて
また一日が終わる
夕日と海と
ちいさなわたし
人生の悲しみも
切なさも
いつかこんな風に
黄金色に輝くでしょうか
美しい海は
すべてを鮮やかに映し
夕日は
すべてを美しく変えて
深い海に
哀しみも沈めてくれる
黄金色に輝く
光の中で
胸を抱く
わたし
2011年07月15日23:57
誰もいない
夕暮れの海
時をとめて
海に向かう
満ちて溢れる
この想いに似て
波もまた満ちてくる。
問いかける
母なる海へ。
人生の意味を。
忘れがちな大切なものは
いつも目の前にある
いつもそばにあるから
気づかないのです、と
波の音に聴く
夕暮れの海。
2011年03月22日01:13
静かな海よ
静かな心よ
時は巻き戻せないけれど
どうか
穏やかな未来を
私たちに与えて
海に向かい
泣く人を増やさないで
うずくまり
震える場所にしないで
すべてを許し
どうか穏やかに
優しい海よ
平和な心よ
どうかもう一度
私たちに与えて
2010年06月13日08:08
2010年05月16日02:36
2010年05月05日23:56
2009年07月20日01:50
2008年04月23日13:55
静かな海に
一人立つ
波の音が
ただ響く
美しい砂浜よ
穏やかな海よ
あふれる想いを
どうか受けとめて。
すべては
寄せかえす波の
消えゆく泡のように
すべて何もなかったかのように
消し去ってほしい。
ここからまた
ひとりで歩き出すから。
だけど穏やかな海は
静かに語りかける
「何も消し去ることはない。
すべてあなたの一部なのだから。」
私は波の声を聴くように
ただ海を見つめる。
すべての想いはこの海に。
すべての悲しみもこの海に。
すべての罪もこの海に。
そして私は生きていく。
2007年08月26日16:37
2006年04月28日12:34
いつも海の見える場所ですごしている
海はいつも目の前にあって
水平線をながめることも
いつか当たり前になっていた
がむしゃらに駆ける日々は
すべてを当たり前に変えていく
今日は 海に行こうと思った
ハイヒールも脱ぎすてて 波打ち際へと走る
途中でころんで砂だらけになっても
うれしくて笑える自分がそこにいる
おすまし顔などする必要もない
「ずっと海に来たかった・・・」
穏やかな海は青空を映して
しずかに波の音だけが響く
誰もいない海で
まぶしさをひとりじめしたい
ずっとさみしかった
でも
さみしすぎて来れなかった
「待っていたよ」
優しい声が聴こえた気がした
見上げる青空に飛行機雲
まるですべてが絵を見てるよう
待っていてくれたのね・・
海と向き合う静かな時間
わたしが私に戻れる時間
海はいつも目の前にあって
水平線をながめることも
いつか当たり前になっていた
がむしゃらに駆ける日々は
すべてを当たり前に変えていく
今日は 海に行こうと思った
ハイヒールも脱ぎすてて 波打ち際へと走る
途中でころんで砂だらけになっても
うれしくて笑える自分がそこにいる
おすまし顔などする必要もない
「ずっと海に来たかった・・・」
穏やかな海は青空を映して
しずかに波の音だけが響く
誰もいない海で
まぶしさをひとりじめしたい
ずっとさみしかった
でも
さみしすぎて来れなかった
「待っていたよ」
優しい声が聴こえた気がした
見上げる青空に飛行機雲
まるですべてが絵を見てるよう
待っていてくれたのね・・
海と向き合う静かな時間
わたしが私に戻れる時間
Profile
のりえ
大切なことを
学び続ける人生にします。
「日々是精進」
sinse 2006.1.12
Categories
人気記事(画像付)
Archives
記事検索
訪問者数
- 今日:
- 昨日:
- 累計:
人気記事
QRコード