長く菜の花畑に住むうさぎ
まだまだ迎えが来ないから
空を見上げて懐かしむ
もっともっと、と思ってた。
愛がほしいと思ってた。
あの頃はわからなかった。
だけど今、気づいたの。
もう、十分すぎるほど
愛をもらっていたことに。
本当に、十分だったのよ。
菜の花畑で見上げるうさぎに、
弥生の空が語りかける。
そんなこともわからなかったのか、と。
だから春は苦手なの
弥生の空に責められる。
そう言いながら
今年のうさぎは
菜の花畑でにこりと微笑む
言葉は憧れ、言葉は人生。そして、言葉は心を解き放す自由の翼です。
のりえ
大切なことを
学び続ける人生にします。
「日々是精進」
sinse 2006.1.12