のりえの音楽の輪・別館

言葉は憧れ、言葉は人生。そして、言葉は心を解き放す自由の翼です。

鮮やか


毎年楽しみにしているイチョウの木。
青空に映えて 清々しい気持ちになれます。

恒例の行事のひとつ


リンゴ狩りは恒例の行事になりました。
とにかく リンゴが美味しいのです。
爽やかでジューシーで
たまらなく幸せを感じてしまいます。
徳佐は遠いのですが
また行きたくなるのがリンゴ狩りです。

秋の夕日のように。

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追いかけたい
秋の夕日

あっという間に
海に消える

けれど秋は
夕陽が見えなくなった後も美しい

赤く さらに色を変えながら
やさしく 深く
この心に問いかける

もう そんなに長くはない
時間は永遠に
与えられていないのだから。

だから私は
秋の夕日のように
沈んだあとに きれいでありたい

消えたあとに
優しく 美しく。

そう願って
今を真面目に生きている。

追いかけて。


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待って!
待って!

まだ いかないで!!

沈む夕日を追いかける
子供のように

心のままに
なりふりかまわず
追いかけていけたなら

こんなにさみしい
思いをせずにすんだでしょうか。

立ちつくし見送った
静かな空は

それも人生だと
なぐさめてくれているようです。

秋は。

空を見上げれば
青く高い空がどこまでも広がるから

「んーーっ」と
吸い込まれるように
私は空を見上げて立ち止まっている。

夕暮れには
海を染めて
夕陽が今にも沈みかけているから

思わず「待って!!」と言いながら
私は海に向かって走っている。

そして夕陽の反対側の
山から まあるい月が昇り
こぼれるような大きさに
この手が届きそうだから

「わぁ」と声を上げならが
今度は山に向かって走る

秋は
遠い空ばかり見つめて
子どものように声を上げながら
心が はねて
しあわせな季節
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リンゴ

青空の下にかわいいリンゴ。

笑顔が空にいっぱい。

はしごを掛けて
手を伸ばす。

両手の中の
ひとつのリンゴ

赤く 愛らしく 輝く。

遠い日の
幼きわが子の頬のよう。

思わず頬ずりをして
笑顔こぼれる わたし。

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あの空へ。

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あの空へ
帰りたいけれど

もうこの背中に
羽はない

帰りたいあの空は
さらに高くなり
わたしはただ
立ちつくす。

そんなわたしに
秋は優しい。

その心を
映してあげたよ、と

見上げるわたしに
語りかけてくれる。


雲が降りてきて
階段のように

わたしもあの空へ
帰れる日が来るかしら・・・・。

夕陽

大切なものを
いつまでもこの胸に留めておくために

人は 孤独に耐えるものなのですね。

生きてきた日々を
後悔に変えないために

人は寡黙になるものなのですね。

言いわけもせず
孤独に耐えてたどり着く
人生の夕暮れには

微笑んで振り返る 美しい記憶が

この胸の海を 紅く染めながら
わたしを満たしてくれるのでしょう。

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雨に濡れた萩の花

ごめんなさいと
言えなかった

ほんとうは

わたしのせいだと
思っていた

許してほしいと
言いたかった。


だけど

だけど
言えなかった。

小さなわたしのままで
消えていくために。


もう、十分なのだけれど。

それで、よかったのだけれど。


雨に濡れた萩の花に

本当はわかっていたの、と

わたしは
そっと打ち明ける

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夕焼けに。

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忘れないように
いつまでも

大切に
この記憶を
留めていられるように

毎日
空を見上げて
静かにながめます。

真っ赤な夕焼けが
いつか色を失くして

闇に包まれるまで

今日も一日
忘れずに生きた、と

ただそれだけを伝えたくて

海と空がつながるところ、
夕焼けに褒めてほしいわたしは

今日もこうして来てしまうのです。

彼岸花のそばで。

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秋の中
空を見上げる

彼岸花のそばに立つ

お彼岸に
突然真っ赤に咲いて

わたしを問いつめる

帰らなくていいの?
あなたの帰る場所は何処なの?と。

知らんふりして生きてきた
笑うことも
泣くこともしたくなかった

人生に起こることの意味など
もう考えたくもなかった

そんなわたしに
真っ赤に咲いた彼岸花が
問いかける


わたしは
秋の空に助けを求めるように

彼岸花のそばで
空を見上げる

萩の旗

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萩の花咲いて
今年も秋が来たと教えてくれる

さみしい心を埋めつくす
やさしく可愛い萩の花。

とくべつ
豪華に咲いたのは

わたしに 力をくれるため。

がんばれ、
がんばれ、と
弱いわたしを励まして

かわいい花のついた旗を
にぎやかに振ってくれる

秋の風と力を合わせ
私を応援してくれる。

だからわたしは

「やっぱり秋が好き」 と

萩の花をながめ
つぶやいてしまうのです。

秋の空

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諦めて
手放した
この掌の中には
もう何もない。

見上げる秋の空、
優しい。

心を映す
秋の空。

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秋の夜は。

秋の夜は
虫たちの世界

身を潜め
秋を待っていた

おそるおそる鳴いてみた。

「わぁ、われながらいい声!!」
酔いしれて、夜通し歌う。

「私の声も聴いて!」
われもわれもと歌い始める。

気分はもう
ミュージカルスター。
歌い出したらとまらない。

みんなが舞台に立っている。
観客はいなくても気にしない。

「私たちのために 芸術の秋があるの。」


違う場所では 虫たちの運動会。
運動神経の良さは親ゆずり。
割れんばかりの声援。

「だって秋は 私たちのものだもの。」

今夜もまたお祭り騒ぎ。
うれしくてたまらない。

「君たちのせいで 秋の静寂を感じられないじゃないか」
ロマンチストの虫は叫ぶけれど

だれの耳にも入らない。

いつのまにか
秋の夜は
虫の声の中に。

大騒ぎなのに
涼しげな

虫たちの声の中に。

11月は。

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11月は 
静かに立ち止まる季節

よくがんばったねと
神さまのご褒美いっぱい

茜色の夕暮れ
黄色い銀杏
紅く染まる山々

澄んだ空気
青く透きとおる空

12月になる前に

自然の中で
立ち止まって
深呼吸して

大丈夫
またがんばれるよ、って。

11月は
自分を励ます
ご褒美の季節

慈しみに満ちた季節

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秋は 慈しみに満ちた季節

高い空は
哀しみを記憶の彼方に遠ざけ
実りの秋は
いつかすべて報われる時がくると
教えてくれる

陽は駆け足で沈み
哀しみに とどまらないで、
また明日に、と言う。

離れがたい夢ほど
過ぎてみれば
ひとときの夢とわかる。

こんなに胸に沁みるのは
秋がくれた薬が
胸の傷に 確かに効いているから。

やがて傷口も癒え
優しく微笑む頃には

すべてを紅く染めて
祝福のフィナーレ。

秋が静かに
痛みを乗り越えたわたしを
称えてくれる。

秋は・・・
慈しみに満ちた季節。

秋の夕焼け

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夕焼け
空に 広がる

静かな秋に
ひとりぼっち

わたしの
心も あかく 染めていく

私を呼んでいるように

追いかけて
追いかけて
夢中で走るけれど

追いつけない

目を落とすたびに
空は闇に包まれて
色を失くしていく

すべては一瞬

思い出もおんなじ

鮮やかであればあるほど
消えた時はさみしい

静かに闇が迫ってくる

けれど心に
いつまでも消えない 夕焼け

静かな秋を。

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静かな秋を待っていた。

ささやかでいい。
静かな秋の中で

物思いにふけったり
空や花を見て
じーんとしたり

歌を聴いて
口ずさんだり

何をしようかと
考えてみたり

本を読んだり
手紙を書いたり

そんな静かな秋を過ごしてみたい

何も起こらなくていい。

ただ秋の中で
満たされてみたい。

優しい秋を感じてみたい。


あざやかに。

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色鮮やかに
深く美しく

見渡す限り
色とりどりに

やがて
美しいフィナーレへと近づく

胸は熱く
すべてを燃やして

悔いなき日々を
振り返る

色とりどりに染まる
深く熟した想いは
やがて思い思いに
風に乗り嵐のように

それはまるで色鮮やかな
美しい紙吹雪のように舞い落ちる

孤独と向き合い
苦しみを受けとめ
ただ努力したことへのご褒美

舞い落ちる鮮やかな枯葉は
美しいフィナーレ

旅立ちへの祝福



******
23日 おかげさまで師範にしていただけました。
恵まれた人生 有難いことです。

ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。

今思うことは
人間苦しい時こそ 学びの時である、ということです。

楽をして満たされる人生などありません。

苦しめばこそ
人の恩も
幸せの意味も
感謝する心も
与えられるものだと
私は感じます。

そしてそのときにこそ
人としての品格が
身につくように考えています。

学び続けることが
これからの目標です。

風の中

色づく街
枯葉散る歩道
静かに
さらさらと

ふと振り返る
その道には
思い出のかけら
風に舞う

不足に思うことは何もない
私はいつも幸せだった

そして今も・・・。

人を愛せる自分でいるから。

どんな時もこの胸で
強く抱きしめたい。

その気持ちだけでいいの。

冬に向かう街に
ひとり立つ。

枯葉の舞う音を聴きながら。

ただあふれる愛がこの心にあれば
それでしあわせ。
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見上げる空にうろこ雲
つぶやくように
果てしない空に

どこまでも
限りなく

波打つように
押し寄せるように。

ただ
悲しみだけが目に沁みる

空と海と
繋がるところ

いつかすべての悲しみが
母なる海に抱かれて

この涙も
乾く日が来るでしょうか

秋の空
今日も見上げる

遠い遠い
悲しみの向こう

「9月は空」

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9月は空

見上げる空は
青く青く
目に沁みるほどに

9月は空

無限の広がり
高く高く
遠い記憶呼び戻すように

淋しさも
悲しさも
すべて
遠い遠い彼方に。

9月は空

心を自由にして
秋風のように
私も旅立とう

ひとり
愛を胸に。

秋は優しい

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秋は優しい

空は高く 青空が澄んで
陽だまりがうれしい

時が止まったように
とてもとても静かに

いつかすべてが報われるよと
この心に語りかけるように
私のそばで

だから私は
秋の中で
ひとりでも満たされる

すべてを乗り越えた
激しい季節のあとで

秋の優しさに包まれて
私は
空を見上げずにはいられない

穏やかな秋に
感謝しながら。

平和な明日を祈りながら
愛を貫こう

静かに静かに。

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静かに静かに過ぎていく。

秋は人を責めたりはしない。

虫の音も遠く近く
心にも優しく響く。


人は心のアルバムを開き
思い出の写真をそっと取り出してみる。

静かに静かに振り返る。

そして人は心のどこかで
天然色の思い出が
いつかセピア色に変わることを待っている。

静かに静かに。

心の声を聴きながら。

誰にも言わない祈りを
胸に抱きしめながら。

秋の中で

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秋の風が
こんなに優しいなんて
知らなかった

秋の空が
こんなに美しいなんて
知らなかった

沁みる
沁みる
この身に沁みる・・・

秋でよかった

この季節でよかった

きっと
背中に翼が生えて
私は空へと飛んで行ける

あのやわらかな 光の中へと・・

夕焼け

秋を感じはじめた
さみしい夕暮れ

見上げた空に夕焼け雲
流れるように続いていた

こんな美しい夕焼けはひさしぶり
懐かしい気持ちで動けなくなる

幼い頃の記憶へと続く空
しばし見上げたままで・・・・

こんな風にいつも
空を見上げていたっけ。

すぐに雲は色を変え
現実へと引き戻される

慌しい現実に戻るまでの
ほんの少しの時間

優しい心を取り戻せる
雲の色

夕焼けの空は思い出の色


Profile

のりえ

大切なことを
学び続ける人生にします。
「日々是精進」
sinse 2006.1.12

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