のりえの音楽の輪・別館

言葉は憧れ、言葉は人生。そして、言葉は心を解き放す自由の翼です。

緑のウェーブ

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風が吹けばさらさらと
どこまでも続くよ
緑のウェーブ

雲も留まることなく
あっという間にすぎ去り
緑のスクリーンに映る。

風と雲のダンス、
目の前にどこまでも。

大きな景色を
ずっと見つめた幼い日。

大きく息を
吸っては吐いて。

風に翼を、
雲に夢を、
求めていた幼い日。

忘れないで。
忘れないで。

羽ばたけなくても、
夢破れても。

大きな景色が心にあれぱ
またあの日の心から
始められるから。

嵐が去って。

嵐が去って
空を見上げる

この世界いっぱい
蝉の声が広がる

汗がにじむけれど
今はこうして見上げていたい。

蝉しぐれの中
ひとりきり。

焼けつく陽ざしに
ほっとする。

まぶしさに
目を細め
子供のように
微笑んでみる。

穏やかな夏が
私を包む。

静かな心を
取り戻す夏。

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中から外へ。

太陽は
ぎらぎらと燃えて
まぶしい夏を教えてくれる

花火は
しゅるしゅると空に打ち上がり
「ぱーーーーん」と夜空を華やかに彩る

中から外へ
中から外へ

内なる力、解き放し
あふれるものを出していく。

輝くためには
外からの
力に頼っていられない。

中から外へ
中から外へ

自分の力を信じて
思い切り生きるのがいい。

弾ける力があるうちは
思い切り弾ければいい。
****
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写真は私が編んだレースの新作です。

朝顔

朝顔

待ちきれなくて
いっぱい咲いた。

大丈夫。
いつだって。

ワタシは丈夫で
意外と強い。

闇を抜けたら
朝には また咲く。

夏はもうすぐ。
まぶしい光を連れてくる。

ワタシの季節は
もうすぐ来るから。


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八月

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朝顔
焼けつく陽ざし
草の匂い

耳鳴りのように 響き渡る
蝉しぐれ

時をとめて
立ち止まる季節

百日紅(さるすべり)
木槿(むくげ)
夾竹桃(きょうちくとう)

青空の下で見る 花火のよう

 「しゅるしゅる
  パーーン」

幼い日の記憶、呼び起こす。

見上げる空に入道雲

夕立ち


立ち止まって ずっとずっと
ながめていたあの日

この胸にいつも
鮮やかに甦る八月

夏の記憶

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朝顔
水を撒いた匂い
ラジオ体操

ひとり待つ夏休み

サッシを開け放ち
縁側で見上げる
夏の太陽

百日紅
芙蓉の花が
はかなげに咲いて

入道雲もくもく
ながめてる夏休み

お母さんを待って
ひとりすごす一日

ただお母さんのそばにいたくて

やさしいお母さんの声に
心躍る夏休み

急に懐かしく思い出した

今日も電話で
お母さんの声を聴いたよ

お母さんがいてくれるから
なんでもがんばれる

一番うれしい記憶は
お母さんと過ごせた時間

いつもそばで
甘えたかった夏休み

仕事なんかしないで
ずっとそばにいてほしかった夏休み

夏は来てしまった。

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ただ にぎやかにしていたい
鮮やかな色を集めて

雨が降り続き
生温かい風が吹いていた
まだ雨の季節と思っていたのに。

突然 夏は来てしまった。

ジリジリと焦がす
夏の陽射しに
この胸も焼かれてしまいそう

ちょっと待って
ちょっと待って

負けそうな自分がいるから

強い色を集めて
にぎやかに花を飾る

花の陰に隠れて
もう少しだけ息をひそめて
今はこうしていたいの

物語を読んでいる
おとぎ話の世界
幸せな話ばかり
そして
夢は続いてる

小さな世界から
まだ私を連れ出さないで。

残像

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空が
空が
燃えている

夕焼けは
甦る記憶

押さえても
閉じこめても

それは大きな
光の塊となって
あふれ出している

この胸に焼きついた
強い 強い残像

この胸を焦がして
生きた記憶

いつまでも消えない
記憶という名の炎

虹を見た

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入道雲と
雷と

青空と
太陽と

不思議な空を見上げる先に
くっきりと鮮やかな虹を見た

燃える夏は

空の彼方で
激しくぶつかり合っている

熱すぎて熱すぎて
どうしようもなくて。

きっと
人の心もおんなじだから


あまり熱くならないで
決してぶつかりあわないで
もくもくと大きく広げないで
ばりばりと轟く音を立てないで

たとえ
美しい虹はそこになくても

静かな空が
私はいい


今の私の思うこと。

静かな心がほしいから。

海までの道

めまいする 夏の中で
海に向い歩く

蝉時雨
いのちを燃やして
この一瞬を生きて・・

遠い記憶
すべてを消し去っても

蝉時雨に焼きついた夏が
この胸に甦る


風誘う木陰で
少しの間
遠い夏を想いましょう


誰もいない海までの道

時を戻す海までの道

夏が来る前に

夏が来る前に

大きな花火
空に上げて

美しい残像
この胸に焼き付けたい

闇に轟く音
この心臓の鼓動のように

熱く生きてきた証だから

消えても
心に消えない

美しい大きな花火

大きく手を広げて
この胸に受けとめたい

今日までの私を
今この瞬間(とき)に。

夏が来る前に。

夏が来る前に・・・・
Profile

のりえ

大切なことを
学び続ける人生にします。
「日々是精進」
sinse 2006.1.12

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